ロッド・スチュワート日本公演 @武道館

2009年3月14日(土) 7:34:43

ロッド・スチュワートの13年ぶりの来日公演「ROCKS HIS GREATEST HITS JAPAN TOURS 2009」に行ってきた。

中学高校大学と、彼のアルバムはすべて買い、彼の来日ライブにもすべて行ったくらいはファンであったワタクシ。たまたま来日公演の記事をネットで読み、脊髄反射的にチケット購入ボタンを押したのだが、その反射神経のおかげか席はアリーナの前から4列目(ステージに向かって左端の方だけど)。いやぁロッドが20メートル前にいるよ! 会場一番奥の安席で熱狂していた30年前の自分に教えてあげたい。

それにしてもパンクチャル(時間に正確)なライブだった。ちょっと異様なくらい。
寸分の狂いもなく7時00分に始まり、8時00分に「じゃ、10分休憩ね」と休み(休憩があるロック・コンサート、初めて見たよ)、8時10分ジャストにショウを再開し、9時00分ジャストにアンコールまですべて終わって会場が明るくなった。いや、マジですべてが計算されたようにピッタシ。

そのうえ、娘さんのRuby Stewartが2曲歌ったり、バンドメンバーが「プラウド・メアリー」歌ったりする間は彼は楽屋に帰って休んでいたので、実質1時間半弱しか歌わなかったな。動きも少なく、ステージ上でも走らず、なんだか歳とったなぁという印象。まぁ64歳にしては見た目は若いし、相変わらずセンスも体型もいいんだけど。

ステージはなんというか「ロス郊外のホテル会場か体育館」みたいな感じ。装飾は白いカーテンのみ。広いステージの真ん中にドラムとキーボードと白いマイクスタンド(!)が置いてあるだけのシンプルさ。まぁオシャレと言えばオシャレなんだけど、全体の大人しいステージングも相まって、なんだかラウンジみたいだった。ラウンジ・ミュージック。途中、バニー・マニロウか布施明のコンサートを見ている気分になったよ。

でもさすがに歌はよかったな。楽器としての彼の喉はやはり最高。
「サム・ガイズ」から始まったステージは、「The First Cut Is the Deepest」「Tonight's The Night」「You're in My Heart 」あたりのスローナンバーで前半の最高潮。この辺、実に良かったな。でもさ「もう話したくない」や「ただのジョークさ」をやらないってどうなのよロッドさん。
後半はサッカーボールを客席に蹴るパフォーマンスの「ホット・レッグス」と「マギー・メイ」が大盛り上がり。個人的には「マギー・メイ」が一番感動した。で、「アイム・セクシー」をやって、アンコールに「セイリング」。んー、「セイリング」嫌いなんだよね、なんだか。だからいつもアンコールで白けるワタクシ。

会場は6〜7割の入り。2階席はガラガラ。でも全員がロッド・ファンで、全員が中高年で、とても拍手が暖かくて、その雰囲気は逆に良かった。でもさ、ROCKじゃないなぁ。大ファンだから敢えて言うけど、もう彼はROCKしていない。ストーンズとかと比べるのは酷かもしれないけど、ちょっと哀しい夜でもあった。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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