あの頃生まれた赤ちゃんがそろそろ入社してくる

2009年3月 4日(水) 7:55:51

旧友と飲んだ。
旧友といっても、会社に入ってから知り合った人。入社2年目だったか(とすると22年前だ!)、あるクライアントの打ち合わせの場で一緒になった新聞社の人。それだけだったらそこで関係は終わるのだが、ある朝、最寄り駅の「苦楽園口駅」(当時は大阪勤務だった)で、ばったり会い、そこからつきあいが始まったのである。

お互い会社も業界も違うけど大学が一緒の同期ということがすぐわかり(在学時は顔も知らなかったが)、東京出身で縁もゆかりもない関西に配属された境遇も一緒、住む場所として阪神間の苦楽園を選んだのも一緒、そしてどっちも一人っ子、と、なんだかとても「近い」存在に一気になった。

ボクの行きつけのバーを紹介し、彼もそこの行きつけに。
ボクが当時遊びまくっていたグループにも紹介し、一緒にテニスなどを毎週末する仲に。彼がドイツに転勤したときは一度泊まりに行ったっけ。お互いに東京に戻ってきてからも数回飲んだ。お互いに「一人っ子の距離感」というのがあり、踏み込みすぎず離れすぎないいい感じの距離でつきあってきた。昨日は数年ぶりの飲み。大きく面変わりしたボクに比べて(まぁ坊主だしね)、彼はほとんど昔と変わらない。いや、顔は変わらないけどカラダが違う。ちょっとぽっちゃり丸いのがトレードマークだったのに、マラソンを続けているとかですっきり締まっていた。んー、個性の喪失(笑)

関西の郊外の小さな駅でたまたま声かけてから20年以上経って、それぞれの会社の中堅として機能していて、こうして東京の恵比寿で鍋をつついている不思議。「ぼく、佐藤さんがあの駅で声かけてくれた瞬間を覚えてますよ。右後ろから声かけてくれたんですよね」「ボクもなんだかよく覚えてるなぁ」 たった昨日のことのように思えるけど、あの頃生まれた赤ちゃんがそろそろ入社してくるくらい年月が経ってしまった。

とはいえ懐かしい話ばかりではなく、新聞や広告のイマの状況について情報交換し、これからについて意見を言い合う。ペーペーだった二人が一丁前に業界の将来を語る関係になった感じがどうにも可笑しくて、なんだか楽しい夜だった。また数年後、どこかでゆっくり。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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