来年の出発点

2008年12月27日(土) 20:54:51

モスクワに帰った岩田守弘さん。
さみしいけど、帰ってからブログを頻繁に更新してくれているので遠くは感じない(このエントリーにはボクの名前もチラリと)。やっぱりブログって素晴らしいメディアだな、と有り難く思う。

彼はいつも要所要所でメールをくれるのだが、それがボクのさなメモに対する短信で、いつもとてもほのぼのする。
昨日のさなメモで「ゆっくりお風呂につかり」と書いたら、彼からさっそく「こんにちは佐藤さん。そうだ、お風呂だお風呂だ!!」と短いメールをもらった。ボリショイの第一ソリストに向かって言う言葉じゃないかもしれないけど、なんか可愛いww

ボクは彼からいろんなことを学ばせてもらっているが、その中の一番大きなものは「素直さ」だ。こういうメールをもらうと心底「ボクも彼みたいに素直に生きていきたい」などと思う。でもまぁボクみたいなひねくれものにはほとんど無理っぽい。これって後天的には難しいのかな。先天的に素直じゃないと無理なのだろうか…。

だったらせめて、二番目に大きく学ばせてもらっている「努力」だけはなんとかしたいと思う。彼の「努力」に少しでも追いつきたい。

彼の言葉にこんなのがある。

「世界中の35歳の中で僕ほど努力したものはいないと胸を張って言えるんだ」

一度ここで紹介したことがある言葉だが、年末で自分を振り返るこの時期、もう一度取り上げて自分への戒めにしたい。
この言葉、彼を知らない人が聞いたら誤解する言葉かもしれないけど、あそこまで素直で謙虚な彼の口から出ると本当に納得する。そして自分を振り返って思わず下を向いてしまう…。ボクは今年、世界中の47歳の中で、どのくらい努力したかな。少なくともオバマには負けたな(←比較になりません)。

素直に認めよう。
ボクは、今年、自分に与えられた環境において、自分で誇りに思えるほどの努力をしなかった。成長はした。経験も積んだ。でも「努力をしたか」と言われると胸を張れない自分がいる。

この悔恨を来年の出発点にしたい。
48歳になる来年、ボクはいままでの経験やスキルを食いつぶして生きていくのではなく、もう一度意識して青臭い「努力」をしたいと思う。本業の広告も誰よりも勉強しようと思う。文筆系もしっかり自分に向き合ってチャレンジしてみようと思う。もちろん遊びも食事もその他もろもろも。

こういう思いって、10代の頃から毎年のように誓っては挫折してきたことでもあるが、ボクにもう先はない。50歳を目前に控えて先送りしても意味がない。バレエ・ダンサー引退の年齢(38歳)を迎えた岩田さんと同じ心境。背水の陣。本当に猶予はない。最後のチャンスだと思っている。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

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