岩田守弘ブログ、始まる

2008年1月30日(水) 12:04:34

待望の岩田守弘ブログ(正確には「岩田守弘オフィシャルファンブログ」)が始まった。
岩田さんはここでも何度も紹介しているが、ロシアのボリショイバレエ団の第一ソリスト。東洋人唯一のソリストで、ボクの尊敬する大切な親友でもある。

あの東洋差別の厳しい国で(まぁ最近は日本ブームらしいけど)、ずっと孤独にがんばっている人だ。
まだソ連の時代にロシアのバレエ学校に留学し、ソ連崩壊を目の当たりにし、ボリショイバレエ団に入って13年。日本のメディアからも特には注目されない「本当のアウェイ」で、ずっと第一線で闘ってきた人。

モスクワでボリショイバレエを観たことがあるが(一週間ぶっ続けで毎晩)、当たり前のことのようだが、舞台上で彼だけが東洋顔である。彼だけが東洋体型でもある。普通ならわざわざそんな人をキャスティングしなくてもよい。でも、彼はダントツの表現力で有無を言わせない。踊りの安定感、ジャンプの高さ、回転の精度、豊かな感情表現など、贔屓目なしで他を圧して一番だった。客もそれを知っていて彼が出てくると拍手喝采。客席で観ていて日本人であることを誇らしく思い、思わず泣きそうになった。

4年に1回しか開かれないモスクワ国際バレエコンクールで1位金賞を受賞したのも画期的。実力だけでロシア人に自分を認めさせ、第一ソリストまで上り詰め、長くその地位をキープしている。その裏にある努力と決意と孤独と不安を思うだけで、ちょっと目頭が熱くなる。でも、いまではロシア人からこよなく愛されている存在だ。先駆者で開拓者で、しかも長く第一線の現役。もっともっと日本人に知られてもいい人である。

彼のコトバで好きなものはいろいろあるが、一番好きなのはコレ。

「世界中の35歳の中で僕ほど努力したものはいないと胸を張って言えるんだ」

ここまで明朗に堂々と胸を張れるような生き方をボクはしているだろうか。
まぁ実物の彼を知らないと、ちょっと嫌みに聞こえてしまう部分もあるかもしれないが、彼は信じられないくらい素直でまっすぐだ。邪気なく前向きにこういうコトバを言える人。ボクは彼のそういうところを特に尊敬している。

ま、それはそれとして、ロシアはモスクワ、ボリショイバレエ団の第一線の現場からの日常ブログ。滅多に読めない読み物である。彼のことだから、素直で等身大の日常が届くことだろう。これから毎日楽しみだ。ネット時代って本当にありがたいね。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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