「今思えば軽々しく使っていた」

2008年12月 4日(木) 7:57:34

わりと「生と死」についてよく考える方ではあると思うが、情けないもので、身近にそういうことが起こらないとどこかで真剣になるのを「先延ばし」にしてしまっている自分がいる。というか、身近にそういうことが起こるとまた急に真剣に考えるようになる。

先週、同期が亡くなった。
9月まで元気に働いていたのに、急に病に倒れ、それからたった3ヶ月。

たいして親しい男ではなかったが、さすがに身につまされる。毎朝のように「今日なのかな、小鳥さん? 今日かい?」とかつぶやいているくせに、心のどこかで「今日じゃないだろう」と高をくくっているのを誰かに見透かされた気分。

保釈された小室哲哉氏がこんなことを言っていた。
保釈会見で「人生をリセットし、再出発を図るチャンスを与えてもらった」と感謝の言葉を口にしたあとのひと言。

「曲の歌詞でチャンスという言葉をよく使ったが、今思えば軽々しく使っていた」

今思えば軽々しく使っていた…。今思えば軽々しく考えていた…。死の間際にそう思わないために、人生をしっかり立て直そう。最近あまりに慌ただしくてちゃんと「生きて」いない。ひとりでゆっくり思索する時間すらまったく取れていない。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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