各地に散らばった小さな分身
2008年11月20日(木) 7:58:25
寒いね。今年一番の冷え込みとか。東京は12月下旬の気温らしい。初雪がふったところも多い模様。まだ11月中旬なんだけど。
クレア・トラベラーの「2泊3日うまうま旅」の連載のおかげで地方に食べに行くことが増え、テレビの気象予報や新聞やネットの天気予報が楽しみになった。いままで無関心だった地方の天気を見るのが楽しいのである。あぁ秋田は雪か、でも仙台は晴れてるんだなぁ、札幌は氷点下、福岡が雪!? 広島は?などと、最近食べた都市を身近に感じながら天気予報を見る。あの街のあの通りの雪景色を思い描く。あの街のあの店のオジサンが空を見上げる様子を想像する。あの街のあの商店のオバサンが手にほぅと息を当てるのをイメージする。
ファンシーに例えれば、自分の小さな分身がいろんな場所にいる感じ。
最近2回行ったばかりの秋田は特に具体的にイメージできる。秋田駅前のあの交差点。川反の橋の上。「酒屋まるひこ」の酒棚の前。千秋公園の池の横。山王の「酒盃」の玄関。市民市場の三角そばやの前。ボーダーが練習するあの空き地の横。川反近くの古本屋の中……。いろんな場所に自分の小さな分身がちょこんと座っていて、空を見上げたり雪を眺めたり寒さに凍えたりしている。それが肌感覚で想像できる。
旅って、旅をしている間だけでなく、旅が終わった後の「自分が拡張した感じ」がわりと好き。朝の天気予報を眺めながら、各地に散らばった自分を頭の中で掻き集めていろいろ想像する短い時間がわりと好き。
