反応の波状攻撃

2008年05月30日(金) 8:11:14

拙著「明日の広告」、5刷決まりました。ありがとうございました。
4刷までは1ヶ月で行ったのだけど、4刷は多めに刷ったこともあり、4刷から5刷まで3ヶ月。でも、一応、1月より2月、2月より3月、3月より4月、と、売上げは少しずつ増えているらしい。ありがたいことです。広告業界以外の方からのご感想も多く、「超わかりやすく」を心がけて書いた甲斐がありました。

今回面白かったのは反応の波状攻撃。
1月中旬に書店に並び始めて、まず反応がドドドと来たのがネット上。これは出足が早く、有名ブロガーたちが書いてくれたこともあって2週間くらいで数百のブログが書評を書いてくれました。
2月も引き続きブログ上での反応が多く、「渋谷ではたらく社長」に取り上げられたときをピークとしてアマゾンが「在庫なし」になり、その後数週間の致命的な「在庫なし」の継続で一気にブログ書評が減りました。まさに致命的。ここでネット上の勢いストップ。クチコミがクチコミを呼ぶ、というスパイラルに乗れなかったのは大きい。

でも、3月になると社内や広告業界からのリアルな(ネットを介さない)反応が入り始めました。2ヶ月の誤差。普段ネットにあまり触れてない業界人がそのくらいの誤差で読み始めてくれた感じ。リアルだと、発売直後よりもどっかのベストセラーリストに載ったのを見て買い始める人も多いから、2ヶ月遅れというのは肌感覚に近いかも。
で、4月。この月は講演会や取材のオファーが急に来始めました。3ヶ月誤差。マスコミ関係の方々がこの本の売れ行きや反応を客観的に判断して、腰を上げ始めてくれた時期。ブロガーたちの素早い動きとのこの誤差は(哀しいけど)これまたリアル。
んでもって5月になったらクライアントから仕事のオファーが急増。4ヶ月誤差。リアル・ビジネスでの反応が続けざまに来た。もう最近ではネット上の書評もほとんどないんだけど、リアルな反応は逆に増えている。4ヶ月ってネットの感覚だとめっちゃ長いんだけど(永遠みたいだ)、リアルだと意外と短い。ネット上での時間感覚に慣れちゃっているけど、それはそれで「特殊」ということを改めて自覚させてくれた。

わりとネット上で取り上げてくれやすい内容の本だったということもあるけど、世の中に何かがクチコミで広がっていくスピードや経路、メディアの順番みたいなものの一例ではある。広告だと初速の反応で広告効果を計ったりするけど、意外と3ヶ月4ヶ月後にリアル・ビジネス上で現れる動きの方が大事だったりする、という発見も。一般事例として、時間経過によるクチコミの質・量・経路の変化をもう少し調べてみる必要があるなぁ。

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