3つの風

2008年5月24日(土) 19:14:22

ascii20080524.jpg今日発売の「月刊アスキー」7月号の第一特集は「明日の広告」らしい。
実はまだ届いてないので読めてないのだけど、別にボクの本の特集ではなく(笑)、ボクの本を受けて、編集部なりに「明日の広告の姿」を読み解いていったもののよう。ボクは冒頭の2ページ見開きインタビューのみ(顔写真はないですよ)。
もちろん拙著「明日の広告」はアスキー新書から出しているので、販促の意味合いもある特集だと思う。でも自分の本の題名が特集記事になっているのってなんとも不思議だ。

拙著「明日の広告」を出したのが1月。
いままでエッセイや食関係の本を10冊ほど出しているが、仕事の本は初めてであったこともあって、反応が仕事方面から来るのが新鮮だった。出版=プライベート、という自分の中での一線が壊されて、より「仕事とプライベートの境目」がなくなってきた感じ。まぁそれでも2月3月はおとなしめであった。

風が変わったなぁと感じだしたのは4月。
まず講演依頼が急増した。広告系の勉強会や学生相手の講義、クライアントに呼ばれてのレクチャーや、広告には関係ないけど広くコミュニケーションを題材とした講演など、めったやたらに依頼が増えた。

まぁ何事も経験だし、これを機に場数を踏んでアガリ症を治そうという気持ちもあるので有り難く引き受けているのだが、本のテーマ自体が「伝えたい相手本位のコミュニケーション」であるだけに、聴衆のタイプや傾向を細かく聞き出してそこに内容をアジャストしていくので、講演準備は何かと時間がかかる。最近では週1平均。来週は学生相手の講義がふたつもある。前準備がとても大変だ。

その上、もうひとつの「風」として仕事依頼が増えてきたのが痛い(痛いのか)。
本業だから断れないし、あんな本を書いた手前、依頼相手の期待値が異様に上がっているのでとても大変。プレッシャーもきつい。きびしー!
んでもって3つめの「風」として取材依頼や寄稿依頼も増えた。インタビューを受けたりコメントしたり。いままでのエッセイや食関係の出版と違って、ビジネス系って依頼が多いなぁ。必然的に人脈も変わってきて、いままでおつきあいしたことないタイプの方との接点が増えている。楽しい。楽しいけど、わりとイッパイイッパイ。

勝間和代氏が「本を出すと人脈も仕事もあっちからやってくるようになる」とどっかで書いていたが、エッセイなどにそれはそんなに当てはまらないが、仕事の本には完璧に当てはまる。なるほどねー、こういうことねー、と、疲れながらもつぶやく昨今。偉そうに聞こえたらごめんなさい。でも素直な感想はそんなとこ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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