「ちりとてちん」のスピンオフドラマ

2008年4月 2日(水) 9:28:24

昨日は全国の「ちりとてちん」ファンからのメールで受信簿が埋まりました。
こんなに悲痛なメールの数々は記憶にない(笑)
そこまで思い入れさせられるドラマだったのですね。この思いはきっと制作陣にも届いているだろうし、視聴率最低だったことに彼らもショックを受けていないかもしれないなと。歴代最低でもこれだけ「深く」届いていれば、逆に誇りに思えることでしょう。

で、どうやら「ちりとてちん」のスピンオフドラマが制作決定になったようですね。
制作統括の遠藤氏のここへの書き込みによると「草原(桂吉弥さん)・小草若(茂山宗彦さん)・四草(加藤虎ノ介さん)の三人を中心にしたスピンオフドラマを大阪局で制作することにいたしました。連続テレビ小説でスピンオフドラマが制作されるのは初めてのことです」とのこと。パチパチパチ。

いまのところ関西のみのオンエアー予定らしいけど、全国放送の可能性も高いらしいので、これは楽しみに待つしかないですね。NHKの番組企画の多さと決定までの超大変な道のりはある方から聞いてよくよく知っているので、今の段階では「作ってくれるだけで超有り難い」というところ。

それにしても。ほとんどの方がBSで見てますね。今回のメールの嵐でそれもまた実感。
8時15分に総合テレビで見ることができる主婦の方も、裏でやっているNHK教育の「いないいないばぁっ!」を子供に見せていることが多いみたいでやはりBS。もしくは録画。メールだけのサンプルとはいえ、朝ドラに関しては視聴率は全く当てにならないことがよくわかりました(まぁビデオリサーチの少ないサンプル家庭の行動で決まっちゃうので一般家庭の行動は反映されないとはいえ)。

というか、視聴率という仕組みや考え方自体が20世紀の遺物なのが(いままでもそうとは思っていたけど改めて)いろんな方のメールから肌感覚でわかったな。視聴形態の多様化の進み方は尋常じゃないのに、いまだに「お茶の間での視聴率」を基準にしているテレビ局。生活者のメディア接触の変化との乖離はどんどん大きくなるばかり。そして「お茶の間での視聴率」に影響されて「お茶の間にウケる番組」を作るから、乖離は加速度的に広がる。お茶の間にはもう老人と子供しかいないのに。テレビがどんどんつまらなくなるスパイラル。

ま、それはそれとして、スピンオフドラマ、草若一門の外伝が見られるのはうれしいな。キャラとしては四草をもっと掘り下げて見せてほしいとか思ふ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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