満劇2008年公演「それは秘密です」
2008年2月 9日(土) 19:44:10
満員劇場御礼座2008年ひそひそ公演「それは秘密です」東京版、に行ってきた。
大阪で活動するサラリーマン劇団で、数年に一回、こうして東京に大阪のアホなお笑いを届けてくれる。
3時間たっぷり、6話のオムニバス形式。おととし大阪で一度観ている3本と、東京公演用新作3本。いや〜、こんなおもろいお芝居がわざわざ手土産持って(もれなくポッキーつき)大阪から出張してきてくれるとは、なんと贅沢なことか。しかも出てる人のほとんどはリアルに会社の先輩後輩。ボクにとってはおもろすぎて天国みたいなひとときであった。
知り合いが出ている芝居というのは客として肩が凝る。頭真っ白になってセリフ忘れないかドキドキするのだ。
実際、満劇の過去の芝居では相当ドキドキしたこともあった。座長の「ライス大」に至っては舞台デビューの時から観ていて、そのときなんぞ、もう心臓が口から飛び出そうな緊張を味わった。リアルに本人の大ボケを知っているから怖くて舞台が観られない。少しセリフを噛んだだけでドッキ〜ッと震え上がる。終演後のグッタリ感限りなし。疲労困憊。ふらふらだった。周りを見たらみんなふらふらしていた。
でも今回はびっくり。ライス大、大好演。安定感あって全くドキドキしない。見事な座長ぶり。素晴らしかった。
藤白アル子も堂島サバ吉もうまくなったなぁ。舞台を締める淀川フーヨーハイ、桂雲呑の名演は言うまでもないが、朝潮でんぷん、緑ファンタ、天王寺春雨あたりは演技に安定感が出てきて味がある。楠葉プリンも舞子わかめも心斎橋ラムネもライス兄弟も…ってキリがないけど(おわかりの通り、基本的に出身地と好きな食べ物を組み合わせて芸名になっている模様です)。
と、こうして満劇劇団員を評論できるくらいは見続けてきているが、そうなってくると、やはり芦屋キムチが出ていた頃が懐かしい。スチャラカ社員シリーズを再演してほしいけど、彼がいないと無理だもんなぁ…。
演目は第四話の『おでん屋の女』が客席的に微妙だった。
というのは、大阪だと、ライス兄弟の片割れ「ライスさとし」から滲み出てくる変な空気でたぶん笑いが取れるのだけど、東京だとああいう空気に共感する土壌がない。笑わな損、と考える大阪の客じゃないと、あの演目はつらいのかも、と観ていてちょっと思った。
あとの5つはどれも笑えて楽しい。3時間があっという間。新作もとても良い。ライスたけお大熱演の『煩悩』が特に気に入った。ただ、大阪公演で締めを飾った『続・メールフレンド』をもう一回観たかったかも。
終演後、外に出た客たちの顔はみんなニッコニコ。
業界的になかなか濃いメンバーが観に来ていたが、みんな顔が緩みきっていた。この劇団の味だなぁ。客をこういう「ド緩い顔」にさせてしまうところがこの劇団の持ち味だろう。
座長のライス大や大黒柱の淀川フーヨーハイはうちの会社の偉いさんでもある。こういう人たちが会社のトップの方にいる会社って相当いい会社だなぁ、と、厚顔にも言い切ってしまいたい。でもまぁ大阪と東京とでは別会社みたいに雰囲気違うんだけど(笑)
※日曜の夜の部はまだ空席があるようです! 当日券は劇場までお問い合わせを!(03-3791-6566)
