過酷な人生

2007年12月 7日(金) 8:19:41

今度は独身女性軍から「ネイルに反感持っている主婦が言いそうなことはだいだいわかります。でもね!」系反論。つか、石を投げ合うのは結構だが、オレを挟んで投げ合うのはやめれ。石が当たる(笑) 

あとは「世の奥様方が日々抱えている鬱憤はすごいんです」といろいろ教えてくださるメールもいくつか。これはまぁ勉強になるんだけど、でも、世の男性陣の鬱憤もすごいのよ、と、ボクはわりと「お互い様」論者。

ベースとして日本は「男性社会」だから、女性に鬱憤がたまるのはわかるけど、いったん不景気&逆風になると男性はいきなり逃げ場がなくなってストレスの固まりになる。2006年度「自殺対策白書」によれば、自殺者数は1998年に男性で急増。以来、男性の方が女性の2.5倍程度も多いまま推移している。まぁ自殺者の数で鬱憤をはかるのは間違ってるけど、「男性社会だから女性はきつい、鬱憤がたまる」という論理と同じように「男性社会だから男性はきつい、鬱憤がたまる」という論理もありえる、という根拠の一例にはなるかな。

ただ、世界各国の男女別自殺率を見ると、全世界的・圧倒的に男性の方が自殺率が高いので、「性差として男性の方が自殺しやすい性質を持っている」ということもあるかもしれない。

この白書の「年齢階級別の自殺者数の推移」を見ると、特に1998年以降は45〜64歳の男性の自殺がすごく多い。いま現在働き盛り&管理職年代が死を選んでいるわけね。で、1985年前後は35歳~54歳が、1955年前後は15歳~34歳が多い。

ん? ってことは、1934年〜40年に生まれた人たちは「自殺の三つの山」すべてに当てはまっている人たちってことか。一番自殺が多かった年代。いま67歳から73歳の男性。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の舞台である昭和33年に18歳〜24歳の青春だった男性たちである。映画では「希望」が描かれていたけど、なかなか過酷な人生を生き抜いてきたのだなぁ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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