やぶへび

2007年12月 5日(水) 8:53:16

ある雑誌編集者(女性)とネイルの話になった。
いつもキレイにデザインされたネイルにしてるので、それっていくらかかるの?と聞いてみたら「いくらだと思います?」と聞き返された。想像つかなかったので時間単位で考えようと思い「どのくらい時間かかるの?」と聞いたら「長くて5時間。短くても2時間」と言う。5時間! ボクなんか散髪の1時間半でも長すぎて飽きるのに? ま、2時間ならネイル・アーチスト(?)の技術料+材料費で2万くらいかなぁ、と思い、「2万円!」と答えたのだが、一笑に付された。でもさー、爪ひとつあたり2000円って、それでも高いと思うけどな。

「なに言ってるんですか。爪ひとつあたり4000円とか5000円のところもあるんですよ」
「えええー! つうことは全部で4万とか5万! …そんだけかけて何ヶ月もつの?」
「もつとかそういう考え方がせこいです。でもまぁ1ヶ月くらいかな」
「女って金かかるなー。髪も化粧も小物もファッションも…」
「そうなんです! だから男はご飯くらい奢るべきなんです」
「そうくるか…」
「エステも歯もお金かかるし、旅行やゴルフも友達に誘われるし、おいしいレストランやスイーツもチェックしたいし、パーティあったらドレス買わないといけないし、スッピンにデニムかスーツでたいてい通せる男性とは大違いです!」

ううむ…。
まぁ雑誌編集者なので、自分の周りにあらゆる情報が飛び交い、それに追われている部分もあるとは思うが、それにしても同年代の独身男性に比べるとやっぱお金がかかるなぁ(結婚すると男も別の意味でお金がかかって大変になるが)。
ボクは時計も装飾品もしないし、髪は自己バリカンだし、化粧ももちろんしないし、ついでにゴルフもクルマもやらない。そういう意味では実に金がかからん男ではある。お金かけるのはご飯だけ。時々洋服。あ、Macにもかけるけど。

ね、お金かからない男でしょ、と、帰ってこの話を嫁にして褒めてもらおうと思ったら、逆襲された。

「ワタシはもう何年もネイルなんかしてないし、化粧も髪も必要最低限。ネックレスや時計もずっと買っていない。外食もアナタほどしてないし、服も古いのを組み合わせて着ている。それについて所見を述べよ」

ええとええと……。ク、クリスマスに一緒に銀座のデパートに行きましょう!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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