佐藤家の4球
2007年9月17日(月) 21:24:21
週末は友人夫妻が来宅。
新婚さんなので結婚のお祝いをしようという趣旨。ほんでは、と、ちゃんとしたワインを開けることに。ワイン・セラーは妻の管理なので何が置いてあるかボクもほとんど知らない。何が出てくるのかなー。
まずは「Salon 1988」。いきなり贅沢だ。
これはある方からいただいたもの。インパクトがあったのでよく覚えている。大切なお客さんのときに開けようと取っておいたもの。うむうむ。濃くて複雑な味わい。当たり前であるがこりゃいい出だしである。ど真ん中のストレート。素晴らしく印象的な球筋。
2本目は、元ピアニストのフランソワ・グリナンが有機栽培で作った「セレーヌ・ブランシュ」。
ルセットという品種。面白い。ソーヴィニヨン・ブランをちょい甘くしてクセをつけた感じ。「Salon」と張りあわず、違う方向で攻めてきた。内角高め、ボールになるシュート。これを投げておくと次の外角直球が効く。
そしてその外角直球は、ジョルジュ・ミュヌレの「リュショット・シャンベルタン 1998」。
これは数年前のボクから妻への誕生日プレゼントだ。なぜ誕生日プレゼントのワインをこういうタイミングで開けるかって? それは「ふたりだと勿体ながって開けないから」ですね。こういうときでもないと一生開けない(笑) さすがの美味。酸味がいいなぁ。ズドンッとキャッチャーミットへ。バッターは呆然と見送るしかない。美しい。
ということで、ここまでの投球内容は完璧。ツーストライク・ワンボール。押せ押せ。
で、4本目はウィニング・ショットになるはずなのだが……。1998の「バーン・オーブリオン」はちょっとその役をこなしきれなかった。惜しいなぁ。開けるのが早かったのか、外角に力弱く逃げていくカーブになっちゃったよ。残念。やっぱシュート回転の直球で内角を抉って欲しかった。でもまぁ最後の最後に逃げるカーブを投げちゃう江川卓みたいで微笑ましかったけど。詰めが甘い佐藤家らしい。
ま、それにしても、相手夫妻が完璧にワインをわかっている人たちだったので、ワインも幸せであった。また是非。
