名古屋でニューヨークのダンサーと再会

2007年7月 1日(日) 8:50:12

名古屋二日目。
朝はゆっくり寝た。やっぱ空調が効いている分、ホテルはよく寝られる。家でもそろそろクーラーいれるかな。

11時に元祖あんかけスパの「ヨコイ住吉店」へ。発祥の店らしい。
昭和の喫茶店っぽい古い店内だが、オープンキッチンになっていて、キッチンにはコック服の男が思ったより沢山。注文するとスパと具を別々に炒めはじめる。ミラネーズとカントリーというメニューを合わせたミラカンが人気らしいが、今日はミラネーズを。カリカリの赤いウィンナーがたっぷり乗ったあんかけスパ。食べ始めは「うーむ…」だったが、食べ進むに従ってなかなか快感に変わる。こりゃ中毒性あるわ。名古屋は中毒性がある食べ物が多いなぁ。甘辛い「あん」は大和煮の汁をケチャップ方向に酸っぱ甘くしてタバスコ混ぜたような味(笑)。

タクシーに乗って移動。春岡通の「好来道場」へ。

余談になるが、名古屋のタクシーは最高だ。大阪勤務時代、仁丹をくれたり冷おしぼりくれたりする大阪のタクシーに感動したものだが(最近はそういうサービスも廃れたらしい)、名古屋のタクシーはその数段上を行く。いや、モノをくれるわけではないが、超丁寧なサービスが感動的。どのタクシーに乗ってもニコヤカに名前を名乗り、「では、メーターを入れさせていただきます!」と厳かにボタンを押す。降りるときも平身低頭。すごいわ。

それはともかく「好来道場」。
文春から出た本「名古屋いい店うみゃ〜店」をまとめたのが後輩で、そいつが「名古屋で一番、いや、日本で一番好きなラーメン屋です」と激推ししてくれたのだ。
で、どうだったかというと、とても気に入ってしまった。ラーメンはめったに褒めないボクであるが、ここは好みだった。鶏ガラとトンコツ(かな?)のスープを少し東京ラーメンっぽい方向に引っ張って、あっさりヘルシーにした感じ。野菜のうまみもたくさん感じられる。とろみも適度。スープが大量なので最後の方はテーブル上の調味料(高麗人参酢とラー油)を垂らして味を変えても良い。麺は太くストレート。スープに比べると麺が少し弱いかな。

食後はたらたらと散歩して、目に付いた「コメダ珈琲」に入り、珈琲と「白ノワール」を食べた。コメダは名古屋の大チェーン珈琲店で、ここの白ノワールというのは名古屋人の共通体験スウィーツらしい。名古屋名物のひとつである。
でかい、と聞いていたが、メニューの「小さな白ノワール、始めました」の文字にホッ。とはいえそこそこ大きい。丸いデニッシュ生地にソフトクリームがデンッと乗っている。そこにシロップかけて食べるのだが、うむ、意外とうまい。昭和なデザート。懐かしい。
名古屋の喫茶店は自宅の応接間代わり、とは聞いていたが、来る客来る客そんな感じで、なんか面白かったなぁ。

昨日みたいな無理なハシゴはやめて、プールへ。
お腹の消化具合と話し合いながら、ゆっくり休みながら2時間くらい泳ぐ。とても気持ちいい。今日は少しTI泳法で発見があったかも。手を伸ばして体幹を切り替える時のタイミングで新たな気持ちよさがあった。

部屋に帰って昼寝して、夜はENGIN(エンジン)と。
ENGIN、というのはニューヨークで知りあったヒップホップ・ダンサーで、もう10年以上のつきあい。NewYork City Breakersという有名なヒップホップダンス・チームで踊っていた唯一の東洋人。不法に長くアメリカ滞在していたので、自主強制送還(笑)で日本に帰ってきて2年。法律的にはあと8年はアメリカに行ってはいけないらしい。いまは名古屋の服屋でウェブマスターをしながらダンスをしているらしい。個人でこんなサイトもやっている。

行った店は「千亀」と「鯱乃屋」と「ピカイチ」。3軒ハシゴ。
あ、「鯱乃屋」と「ピカイチ」の間に「丸和屋」という店でデザートも立ち喰いしたか。

「千亀」は名古屋コーチンの焼鳥屋。うまかったな、ここ。肉にチカラがあって、焼き加減もとてもいい。刺身系も良かった。フランス産の仔鴨とかも焼いてくれる。最初はビールだったが、この味なら、とワインに切り替える。どれもおいしい。ENGINはフルーツトマトを焼いたのに感動していた。

「鯱乃屋」は名古屋風カレーうどんの元祖と言われる店。「若鯱屋」チェーンはこの店から始まったらしいが、いまは関係ないらしい。そのわりにはさびれた立地。本当にココかなぁ、と不安になりながら入った。でも一口食べて納得。うめぇ。太いうどんとカレーの馴染み方(絡み方)が尋常ではない。クリーミーで濃厚なカレーが箸で持ち上げたうどんから離れず、口元までしっかりついてくる。味もよい。素晴らしい。

「鯱乃屋」に満足して歩いていたら「丸和屋」というシャビーな甘味屋をENGINが見つけ、そこのオバチャンと目があってしまう。ニコニコ笑って寄ってきたオバチャンに捕らえられるENGIN。で、「あんまき」という独特な甘味を120円で買って立ち喰い。どらやきを丸めた感じ。うまいけど腹に溜まる(笑)

最後は「ピカイチ」。
名古屋では超有名な中日ドラゴンズ・コアな中華料理店。うわ〜マジで壁中ドラゴンズだらけだよ。もちろん阪神ファンとは明かさず、こっそり隅っこに座って周りを伺う。ちょうどドラゴンズが負けた直後だったので怖かったのだ(笑)。でも店の人は親切だし、周りのお客さんもアッケラカン。楽しい店だ。「ごぼうと細切り肉炒め」と「ピカイチ・ラーメン」を食べながら、ENGINといろいろ話して、別れる。また会おう。

それにしても、ENGINも相当見た目が怖いのだが(昔はモヒカンだったし)、彼に言わせるとボクもめっちゃ怖いらしい。あんまりそう言うので「千亀」のおねぇさんに「すいません、どっちが怖いですか?」と聞いたら、迷わずボクを指された。ううむ。赤いメガネでずいぶんマイルドになったはずなのだが(笑)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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