瀬尾まいこ

2007年4月24日(火) 7:34:39

娘は中学の図書室を早速活用していて、授業が始まった4月9日からまだ2週間しか経っていないのにもう5冊目を借りているようである。ボクにも「これがいい」「あれが良かった」と勧めてくれ、特にオススメが強かった瀬尾まいこをボクも読ませてもらった。

読んだのは「幸福な食卓」「温室デイズ」の2冊。
なるほど、いいかも瀬尾まいこ。特に「幸福な食卓」は良かったなぁ。出てくるキャラがとてもいい。直ちゃんも大浦くんも実に魅力的で、しかもリアリティがある。父も母も通り一遍でないキャラ設定で、シンプルに見える断片の奥底にちゃんといろんなものを抱えている様子がさりげなく描写されている。なんつうか「表面に見えている姿は氷山の一角」的な描き込みがちゃんと出来ている感じ。周到にキャラ設定して書き始める作家なのかな。そういうのを感じさせないのも瀬尾まいこのイイトコロ。

また、学級崩壊やいじめについても妙なリアリティがある。「温室デイズ」のテーマはそこなのだが、真っ向から立ち向かわないあっさり感が逆にリアリティを生むという構図がいいな。文中にも出てくるが、金八なら解決できるところをあえて解決させない「流し感」。このあっさりした収め方は逆に勇気がいる気がする。なかなかやるなぁ。

うん、瀬尾まいこの他の本も読んでみよう。
とりあえず紹介してくれる本の確かさがわかったので、これからもよろしく >娘

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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