瀬尾まいこ
2007年4月24日(火) 7:34:39
娘は中学の図書室を早速活用していて、授業が始まった4月9日からまだ2週間しか経っていないのにもう5冊目を借りているようである。ボクにも「これがいい」「あれが良かった」と勧めてくれ、特にオススメが強かった瀬尾まいこをボクも読ませてもらった。
読んだのは「幸福な食卓」と「温室デイズ」の2冊。
なるほど、いいかも瀬尾まいこ。特に「幸福な食卓」は良かったなぁ。出てくるキャラがとてもいい。直ちゃんも大浦くんも実に魅力的で、しかもリアリティがある。父も母も通り一遍でないキャラ設定で、シンプルに見える断片の奥底にちゃんといろんなものを抱えている様子がさりげなく描写されている。なんつうか「表面に見えている姿は氷山の一角」的な描き込みがちゃんと出来ている感じ。周到にキャラ設定して書き始める作家なのかな。そういうのを感じさせないのも瀬尾まいこのイイトコロ。
また、学級崩壊やいじめについても妙なリアリティがある。「温室デイズ」のテーマはそこなのだが、真っ向から立ち向かわないあっさり感が逆にリアリティを生むという構図がいいな。文中にも出てくるが、金八なら解決できるところをあえて解決させない「流し感」。このあっさりした収め方は逆に勇気がいる気がする。なかなかやるなぁ。
うん、瀬尾まいこの他の本も読んでみよう。
とりあえず紹介してくれる本の確かさがわかったので、これからもよろしく >娘
