本城直季「small planet」
2006年12月24日(日) 9:08:50
昨晩は家でクリスマス・パーティ。ボクの父と母も迎えて。
娘の中学受験を控えているのでやるかやらないか一瞬迷ったが、やらないと機嫌悪くなって長く引きずりそうな気配があったので、クリスマスとお正月は普段通りすることにした。パッと楽しんでパッと切り替えよう。ご馳走作って(優子が)、いいワイン飲んで(大人が)、サンタの格好して(犬が)。
ボクから娘の響子へのプレゼントは本城直季の写真集「small planet」。
実際の風景をミニチュア模型ライクに見せる大好きな写真集。何も知らずに手に取ると「ミニチュア模型で作った風景をいかにもリアルな風景っぽく撮っているんだ」と誰でも思う。でもじっくり見ていくと「あ、リアルをミニチュアのように見せているんだ!」と気づく。これが飽きない。箱庭好きにはたまらない。うわーうわーと感嘆しながら見てしまう。なんでも大判カメラのあおり(カメラでレンズと感光面をずらして撮影する技術)を使って撮るとこうなるらしい。ふーん。Photoshopでも作れそうだけど、後処理しないからこそのシズルがよく出ているなぁ。
とりあえず娘はこの面白さをわかってくれたようで、「おもしろーい!」を連発しながら見てくれた。よかった。
そう、現実は見方をちょっと変えるだけで非現実的になる。いつも「リアル」だと思って見ているもの、感じていることは、本当に「リアル」なのか。つか、リアルとは何なのか。いま生きている日常は本当にリアルなのか。そんな視点を与えてくれる一冊だ。よくできた文学や映画のように、日常を異化してくれる希少な芸術作品なのですね。小6には少々ハイブローかもだけど、こういう視点を持つと人生に「強く」なれるので、あえて。
ちなみに奥さんには ANNA SUI のパープルで小さめのコサージュを差し上げました。
