クルマを捨ててもな〜〜んも困らない

2006年9月15日(金) 9:27:00

飲酒運転撲滅の運動が盛んになってますね。
ボクはもう4年ほど前にクルマを捨てたんだけど、その理由のひとつは「クルマを持っていたら何かの時に飲酒運転をしてしまいそうだから」であった。友人宅にクルマで遊びに行って「まぁ少しくらいなら」と飲んでしまったり、公園やら遊びのイベントやらにクルマで行ってビールを少しだけ飲んでしまったり、と、意志の力が弱まるシチュエーションにはわりとクルマが登場するので、根っこを絶とうと思ったのだ(もともと意志が弱いということもある)。

真面目すぎる?
でもね、考えてみりゃ、すっっっっごいリスクなのですよ。

「まぁ少しくらいなら飲んでもいいか。自分に限って事故らないよ」っていう「賭け」に負けたら、いきなり人生オシマイなのだから。そんなリスクのでかい賭け、したいっすか? 判断力がほんの少し狂って、もし人を轢いて殺してしまったら、それで人生オシマイだ。オシマイというのは言い過ぎか。でも、精神的ダメージとしてはオシマイに等しいし、いま手に入れている生活はほぼ手放さなければならないだろう。もちろん自分が死んじゃったら実質的にオシマイだ。たった一回の人生、ボクはそんなオワリカタ絶対イヤじゃ。

そんなリスクの多い賭けをするくらいだったら、タクシー使った方が安いんです。
車買って所有するお金を考えたら絶対タクシーの方が安い。100万円のクルマだったら、タクシーで1万円の距離を100回乗れる。いや維持費や駐車場代や保険代とか入れたら150回くらい乗れるかも。しかもそこには「リスク代」が入っていない。相手への賠償やいままで築いてきた人生をなくすことや精神的ダメージなどを計算に入れたら、タクシーで1万円の距離がどれだけ乗れるか。下手すると1万回以上乗れるのではないか(それって毎日乗って27年以上)。

クルマを捨てて4年ほど経っての感想。
な〜〜〜んも困りません。都会に住んでいる人はクルマなしの生活に明日からでもシフトできます(仕事や介護で必要な人は別)。

というか、妻との会話でよく「クルマ捨てて良かったねぇー」と言うのが出てくる。逆に楽しいもの。電車やバスや自転車や足を使うとまた違った景色が見えてくる。健康やダイエットにもいい。旅行やイベントなどでどうしても必要な時はレンタカーでオッケー。いろんな車種を試せて楽しいしドライブの楽しさは充分味わえる。まぁクルマが心底趣味、という方は別にして、基本的に(都会生活では)クルマを所有する必要はないなぁ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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