殺木

2006年7月20日(木) 12:19:09

喉の痛み取れず。微熱も取れない。なんかしんどいなぁ。病気って久しぶりにするとしんどいね。我が身の健康を疑わない傲慢な日々を諭してくれている感じ。ありがたいことだ。

以前このエントリーでも書いたが、近所の大木が4本、醜く切られた。「この〜木なんの木♪」みたいに丸く広がっていた枝や葉がすべて切られ、単なる一本の太い棒と化したのであった。でもその後ずっとそのままだったので、これはある種の剪定なのかなとホッとしていたのだが…。

昨日、不意打ち的に4本すべて根元から伐採されてしまった(!)
クレーンで吊って次々と大木を倒していく。きっと木がないほうが敷地面積も大きく取れるし四角いプレハブ住宅も建てやすいのだろうけど、たったそれだけの理由で切られてしまう大木たちが不憫でならない。実に大きく威風堂々とした誇らしい木だったのだ。でももちろん木は何の抵抗もできない。されるがままに分断され木っ端になってトラックで運ばれていく姿の哀しさよ。誇り高きアスランが悪鬼邪鬼たちに穢されるのを見ているようだ。気分が悪くなる。これは完全な「殺木」である。

敷地には誇らしげに某私鉄系不動産企業(有名)の幟がたくさん立っている。逆効果だよ。はっきり言って近隣から憎まれているよ。

あーあ、なんだか引っ越したくなった。次々と小さく分割され、目印になるような木も迷いなく切られ、趣ある旧家もどんどん消滅していくこの土地に、今は何の愛情も誇りも持てない。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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