横須賀基地に行ってきた

2006年5月 1日(月) 9:12:04

優子の知りあいの知り合いであるマイク君が横須賀米軍に勤務しており、彼のエスコートで米海軍横須賀基地を見学してきた。

米軍キャンプと呼ぶと親しみやすい感じだが、ここには米海軍太平洋第7艦隊極東司令部が置かれている。朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争にはここから出陣し戦ったわけだ。また空母キティーホークの母港でもある(ちょうど帰港していた)。

YOKOSUKAは近くて遠い。日本の領土内にありながら、入り口でパスポートを見せ、認証を得てから入る。中はアメリカ。ドルしか通用しない。敷地に入ると響子が「アメリカの匂いがする」と反応。確かに。不思議なもので敷地に一歩足を踏み入れただけで匂いがいきなりアメリカになる。物理的な匂いがね。

敷地はとにかく広い。この広々とした土地の使い方がいかにもアメリカ。アメリカ風なデザインの建物と混ざると、ドメスティックな木々までアメリカ風に見えてくる。

まずは将校クラブまで歩いて日曜のブランチ。12ドル弱でバイキング形式。日本のホテルのバイキングとはまた違う品揃え。とても充実しているしなかなかうまい。肉系が特にうまかった。日本ではほとんどお目にかかれないエッグ・ベネディクトを同行のアメリカ人ふたりに強く勧められて食べる。生まれて4回目くらいかな(笑)。飲み放題のピンク・シャンパンからデザート、コーヒーまで十分に堪能。とはいえ量は極力控えた。カロリー多そうなのばかりだったし。

そして今日のメインイベント。
揚陸指揮艦ブルー・リッジの内部見学である。マイク君の職場でもあり、第7艦隊の旗艦に当たる。

ウィキペディアによるとブルーリッジは「海軍の指揮統制機能を持つ同艦は200名を越える士官および1,200名以上の兵員が生活でき、小さな町と同等の機能を有する」とある。確かにショップからジムから娯楽施設から医者からレストランまでちゃんと揃っているが、1200名以上の兵員が詰め込まれると相当狭いだろう。実際、マイク君の寝床を見せてもらったが、三段ベッドで幅も50cmほど。カプセルホテルの方がずっと広い。ベッドの天井も50cmくらいで寝返り打ったら肩が天井に当たる感じ。うわぁ。閉所恐怖症では勤まりませんな。

印象としてはとにかく清潔。掃除の行き届き方が尋常ではないし、床が木なので高級感もある。メンテも行き届き、サビも匂いもない。操舵室や作戦を立てる将校ラウンジも含め、上から下までほとんど見せてもらったが、アメリカっぽいアバウトさもほとんど感じられなかった。

基地内は明るく、行き交う海軍兵士たちも笑顔親切丁寧。非常に民度が高くて快適。
でもこの平和な感じこそが、日本は実質アメリカの属国状態であることをより強く実感させる。

初対面の人たちとの交流を含めとても楽しい半日だったし、何も考えず楽しめばこれほど気持ちいい場所も少ないなとは思ったが、小難しくいろいろ考えてしまうタイプのボクはなんだかとっても疲れてしまった。

我々は確かにアメリカの手の平の上にいる。そういうことだ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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