「百万回の永訣 〜がん再発日記」読了

2006年3月 8日(水) 8:53:00

そういえば20代後半の一人暮らしのころは毎朝かつお節を削り器でコシコシ削ることから一日を始めていた。ダシに妙に凝っていたのだった。んでもってミョウガやナスの味噌汁作って、鍋で玄米炊いて、作りおいたお浸しや煮物や身欠きにしんと一緒に食べていた。丸元淑生の本見ながら滋味系のお総菜をいろいろ作った。

あの頃は自分の身体というか細胞を自分でマネージしている実感があった。食事を丁寧に摂るようになると、生活全体が静かになり、物事をよく考える毎日に自然となる。いまはずいぶん乱暴に生きている。ああいう丁寧な生活に今年は少し戻そう。

とか。「百万回の永訣 〜がん再発日記」(柳原和子著)を読んだせいで、インスタントにそう思ってしまう軽薄なワタクシ。
一日一日を死と向き合っている内容の日記で、のほほんと生きている人間には大変重い。いろんな医師との邂逅も書かれており、ある意味ラッキー(?)な患者だなぁと思うと同時に、いま地に足をつけず生きている自分を省みさせられる本である。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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