ABT 「ドン・キホーテ」観劇
2005年7月30日(土) 8:29:29
アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の「ドン・キホーテ」を観てきた。
予想を超えて実に楽しく素晴らしい舞台。個人技も素晴らしかったが、全体に「客を喜ばせよう」とする態度がヒシヒシ伝わってくる熱さが良い。もともとドンキ自体が熱い演目でもあるのだが、なんというか底が抜けている。いいなぁ。ヨーロッパ系バレエに比べると「芸術の香り < エンタメの香り」かな。さすがアメリカ。NYで観たニューヨーク・シティ・バレエではそんなこと感じなかったから、役者の違い以上にバレエ団の方向性や団風みたいのもあるのかもしれない。
それはともかく、ボクの頭の中にホセ・カレーニョというダンサーの名前がしっかり刻まれたぞ。昨晩は彼が飛び抜けてすごかった。名前からしてラテン系なので、なんとなくドン・キホーテ系スペインダンス表現に向いている部分もあるとは思うが、全くブレない回転、優雅な決めポーズ、ジャンプの着地も回転の締めもゆっくりフェイドさせるあの感じ、どれをとっても超絶だった。というか、彼は何をやらせても余裕があった。すごいヤツ。ぜひまた観たい。
キャストは
キトリ:ジュリー・ケント
バジル:ホセ・マヌエル・カレーニョ
メルセデス:ヴェロニカ・パールト
闘牛士:ゲンナジー・サヴァリエフ
森の精の女王:ミシェル・ワイルズ
キューピッド:サラ・レーン
花売り娘:ユリコ・カジヤ
ミスティー・コープランド
ジプシー:ルチアーナ・パリス
エルマン・コルネホ
ジュリー・ケントもとっても良かった。決めポーズがわりとボクの中の琴線に触れる。ちょっとした背筋と手のバランスみたいなものなのだけど、この違いは意外と大事。好きなダンサーは決めポーズが好ましいものである。ファン化。
ABTはスター集団とも言われていて、他にもスターがいっぱいいる。他の演目もいろいろ観てみたいと強く思ったが、来日公演も昨晩がラスト。あぁもっと早く行っていれば!
