エスカレーターに座る若者

2005年6月10日(金) 8:01:29

すごい混んでいる長いエスカレーターで上っていたら、同じく混んでいる下りでベッタリ座っている若者とすれ違う。エスカレーターに座る、という発想を持たなかったのでしばし唖然としつつちょっと笑ってしまった。信じられないバカで腹立つけど、ちょっと笑える。つか、わりと「何か文句あっか?」としゃちほこばって座っているのが面白い。しゃちほこばるくらいなら自然体になって立て。エスカレーターくらいで勝ちに行くな。って、しゃちほこばる、って変な言葉だな。鯱張る。

通行の多い歩道で車座になったり、駅の階段に座ったり、電車の床に座ったり、そういう若者にもだんだん慣れてきた。嘆く大人は多いが、誰も注意しないのだからいわゆる「黙認」である。ボク自身は否定も肯定もしない。マナーは乱れ、乱れたマナーもまた淘汰される。乱れた振れ幅が大きい分だけ、また必ず揺り戻しが来る。そしてその社会なりの等身大の位置に収まる。長い目で見れば、だけどね。つか、若者は大人の生き方を写す鏡。あれは我々大人の姿なのだ。

オペラっつうのは一晩たつとまた味が出てくるようで。いろいろ思い出して反芻して楽しんでいる。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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