狭い日本でそんなに空港が必要か?

2003年7月 8日(火) 9:00:07

昨日、能登空港が完成したらしいが、はたして石川県に空港がふたつもいるものか。バブル期には「いる」と判断して計画したのだろうが、本当に健全な需要予測をしたのだろうか(イヤしていまい)。いいですか、いままであった小松空港から能登半島の輪島までたった2時間強のドライブですよ。なにが不満やねん。もちろん便利になって喜ぶヒトもいるだろうが、長い目で見て採算がなりたつのか? 観光シーズン以外の需要はどのくらいあるんだ? 赤字補填は結局税金だ。またかよ。

以前アメリカ中西部で国内線に乗ったが、座席指定もない自由席で、ほとんどバス感覚だった。エアバスとはこういうことかと目から鱗だった。ヒコーキがそんな風に利用されてる広大な国ならまだしも、鉄道網・新幹線網が発達し、正確無比で運行しているこの狭い日本で、そんなに空港が必要か? ヒコーキ運賃もまだまだ高いし。

この小さな国で地方自治体が運営する空港が52もあるという。観光という視点から考えると、便利になることでその土地の魅力が失われることも多いことに地方は気がついて欲しい。不便な土地にわざわざ行くから、なんてことない町や景色にも価値が生まれ旅情が感じられるのだ。能登半島を含めて多少不便なのが魅力な土地はいっぱいある。少なくともボクは能登旅行への憧れが激減した。実につまらん。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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