アメリカの偏向報道と反戦デモ

2003年4月 1日(火) 7:56:37

戦時であるアメリカに(兵士を出している家庭を中心に)愛国意識が強まるのは仕方ないとは思う。でも、アメリカ在住のいろんな方から毎日のようにメールをもらうが、報道はあまりに一方的・偏向的のようだ。

「毎日のようにTVでアメリカ軍はこんなに頑張っているんだというプロパガンダを見せられ、アメリカ兵の死傷者が増えるにつれ、一般アメリカ人の『核を落とせ』だの『イラク人を皆殺しにしろ』といった過激な発言が目立ち始め、何日で終わるか、イラク人は何人死ぬかといった賭けが流行るという現状」「毎日、いろいろな解説を聞いていると、時々自分も洗脳されてるような気かするときがあります。プロパガンダ、こわいです。なにが正しいのかよく分からなくなってきます」「フェアなスタンスに自信があった私ですが、毎日TVを見ていると知らぬうちに戦争容認気分・イラク憎し気分に大きく傾いていて時折ハッとします」などなど。

NBCの有名記者アーネット氏が「アメリカの戦争計画は失敗」と発言し解雇されたらしい。イラク国営TVのインタビューに答えたもので、さすがに敵のTVにそう語るのは賢くないと思うが、アメリカの「この非国民!」的雰囲気がよくわかる。

一方で反戦デモもより活発化しているという。過去最大の25万人デモになったNYでは、若者ばかりだった60年代デモに比べ人種も世代も様々な人が参加している。プラカードには「われわれの9月11日の悲劇を戦争の理由にするな」「イラク人はアルカイダではない」「戦争はテロ行為だ」などと掲げられているという。
「この街に住んでいると誰が戦争賛成なのか首をかしげたくなる」とNY在住の青木冨貴子氏。「もはや合衆国とは思えない深刻な分裂状態にあることを痛感する」と。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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