新幹線、おそるべし。

2003年3月16日(日) 10:21:48

3月6日のさなメモで新幹線の居眠り運転士問題について「そりゃあの運転席では眠るわな、機械がすべてやってくれるしな。彼を責める前に職場環境を眠くならないようにしたら?」みたいなことを書いたが、誤りだったようだ。

今日の毎日新聞によると新幹線のダイヤは15秒(!)刻み。30秒遅れただけで運転士は乗務後に報告を求められ、1分を超した場合はその時点で列車司令室が騒ぎ出すとか。つまりチェックポイント毎に数秒単位で誤差修正しながら運転しないといけないらしいのだ。停車駅で1秒たりとも狂わせず列車を止めるのが運転士の誇りになるらしい。
ダイヤが狂うのが当たり前な外国の列車事情を考えるとマジ驚異的。正確そうなドイツでも5分以内の遅延は不問というのにこちとら数秒単位だ。しかもあの長距離・超高速でだからスゴイ。あえて必要以上の正確さを強いて油断や慢心を生じさせることを防いでいる新幹線。恐れ入りました。
その記者は実際に試乗させてもらったらしいが、予想以上に忙しいと驚いていた。ATCがやってくれるのも減速と停止だけ。しかも任せておくとガクンと揺れるので手動ブレーキ。加速はもちろん手動。制限速度が変わるたびにチャイムが鳴るし、司令室からの連絡も多い。寝る暇はない、と。うーむ。

7年くらいに渡って週に3往復くらい利用していた新幹線。正確さにも安全さにも馴れてしまっていたが、技術や速度以外の部分も国民として誇れるほどのものであると知った。ここらへんをきっちりやらせたらやっぱり世界一の国なのだ。褒めるべきものは最大限に褒めたい。パチパチパチ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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