911以来の池澤夏樹
2003年2月28日(金) 12:17:54
「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)がなんとか増刷。みなさん、ありがとうございます。これから夏にかけてもうひと勝負!
池澤夏樹の「イラクの小さな橋を渡って」読了。「もしも戦争になった時、どういう人々の上に爆弾が降るのか、そこが知りたかった」という言葉で始まるこの本は著者がイラクに行き、イラクの普通の人々の写真とともに彼らの実際の生活を書いたもの。この子たちをアメリカの爆弾が殺す理由は何もない、ということをアメリカ人に直接知らせるための英訳PDFファイルも用意されている(http://www.impala.jp/newbooks/index.html)。アメリカ人の友達がいる方はぜひメールしてほしい。合い言葉は「Do you bomb them?」である。
それにしても池澤夏樹の911以来の一連の動きは見事である。作家がこの戦争に対して出来ることを躊躇せず活動しきっている。惜しむらくは彼が日本人であるということ。日本人の発言することなどどの国の人も聞いてくれない気がする。アメリカに文句を言う前に日本をなんとかしろと言われるだろう。いま海外に行ったらボクは道行くオジサンにも日本のスタンスを説明できず、赤面してホテルに籠もるだろう。海外など当分行きたくない。
