ツバルが水没の危機
2002年7月24日(水) 9:37:39
南太平洋の島国ツバルが水没の危機にあるという。ここ数年、1〜3月の大潮時期の満潮時にはあちこちの地面から海水が湧きだし、民家の床下数cmまで水が迫っているらしい。地下水が塩水化され、農業にも大打撃だとか。地球温暖化による海面上昇も、こう具体的に例が出てくると他人事ではなくなってくる。同じ太平洋の島国日本にとってもマジで死活問題だ。
環境省によると、海面が1m上昇すると日本の砂浜の90.3%が消失するらしい。バングラディシュは国土の18%が沈み、モルジブなど島ごと水没する。ま、1mも上昇するにはあと100年はかかるらしいが(たった100年!)、環境破壊が進めば加速度がつくことも考えうる。世界的大不況になったら「環境より経済」ということで環境問題が二の次三の次になることだって予測しうる。少々海岸が水没してもなんてことない大国アメリカにとっては特に。
ツバルは京都議定書を蹴ったアメリカとその行動を支持したオーストラリアを相手取り、国連の国際司法裁判所に訴訟を起こすらしい。地球温暖化を推進する両国の違法性を問うのである。
アメリカには、自国の不利になりそうな訴訟を前に同じ国連の国際刑事裁判所を一方的に離脱したという前科がある。国際司法裁判所だって一方的に非難・離脱するかもしれない。離脱どころか無視もありうる。ブッシュになってから自国に有利な情報しか流れないアメリカのこと、ツバルの訴え自体、国民の大多数が知らないままの可能性も大きい。
