斜め上を何度も見上げた夜

2005年6月30日(木) 11:58:08

不定期日記の中の「ネット・ファーザー」(角川文庫「人生ピロピロ」にも収録)で書いた手紙の相手、つまり亡くなった方の娘さんを囲む会が昨晩あった。いまは東京の出版社に勤めている彼女の「東京の父」を自任しているオッサンらがなんとなく集まりワイワイ飲むだけの会。暑苦しいオッサンらに囲まれて彼女も相当災難だったかも。ま、東京の父たちはキミと飲めるのをとても喜んでいるで、許せ。

ハプニング的に飛び入り参加した上司が、実は亡くなった方と相当親しくしていたという奇遇もあり、座はどんどん盛り上がる。つか、嶋津平さん、あなた、横にいましたね? またヒトとヒトを結びつけてケケケケと笑っていましたね? 斜め上の方からあなたの笑い声が確かに聞こえましたぜ。

死守

2005年6月29日(水) 15:42:46

仕事多し。落ち込みそうなほど。処理能力はある方だと思うが、それでもぜんぜん処理が追いつかない。事務ではなくて企画なのでなおのこと時間がかかる。
こういうときに限って優子もテンパっていて、お互い「自分が今いかに大変か」自慢。自分のことだけ言って、相手が言っている間は聞き流す、の繰り返し。
こんな精神状態だから、飲みに行くとつい飲み過ぎてしまう。あぁホントは鮨とか喰ってないで仕事せいって感じなのだが、この一線(飲んだり食べたり)を越えてしまうとズルズルと仕事オンリー人生になってしまいそうなので、絶対死守。

Early Bird

2005年6月28日(火) 7:08:21

急に32℃とか34℃とかの酷暑になったので、新聞配達と競い合うような時間に犬散歩に出なければならなくなった。太陽が昇りきってからでは犬虐待に近い状態になってしまう。5時すぎに歩けばさすがに涼しく、我が駄犬も実に快適そうである。ボクも快適にiPod英会話。
でも5時すぎの散歩コースはカラスがゴミを散らかし放題で相当汚い。道幅いっぱいに生ゴミが散らかっている。8時とか9時に歩くときはこんな状態ではないから、生ゴミの日は毎回近所の方が掃除してキレイにしてくださっているわけだ。知らないところでいろんな人の恩恵を受けているわけですね。

エクササイズしてシャワー浴びて体重はかってメール読んで企画書ひとつ書いて、いまから朝食&出勤。
あ、そうそう、「人生ピロピロ」を発売してから3ヶ月ほど経ち、ダイエット成功談がぽつぽつ届きだしている。忙しくても大量に食べても、信じられないくらい楽に痩せている!と(いや、ホント、そう書いてあるの)。というか、一度痩せ出すともう太る気がしない、というのがこのダイエット法のイイトコロ。たとえ太ってもまた痩せられる自信が出来るしな。

シアワセの真ん中

2005年6月27日(月) 7:39:37

娘のピアノ発表会。今年はバッハ。サッと聴いてサッと帰る。演奏自体はきちんと表現できていたと思うが、照れたようで最初と最後の挨拶が出来ていない。舞台で弾くピアノというものは「お客さんのために弾く」のだぞ。挨拶がきちんと出来ないのはそれがわかっていないということだ。と、小五に無理な注文をつけてみる。うはは。そりゃ無理だ。つか、照れるお年頃でもあるし。

このタイミングに合わせて関西から優子の両親が上京。夜は我が家に両家の両親が揃い、孫(響子)も含めて賑やかな宴に。大病した義父も元気にお酒を飲んでいた。両親4人が健康だったりとても仲が良かったりするのって、得難いシアワセなのだろうな。と、酔ってボンヤリした頭で考える。シアワセの真ん中にいるときはシアワセとは気づかないもの。

寝る前、響子が寄ってきて将来のことをいろいろ聞いてくる。
「大人になったら絶対に何か仕事を持たないといけない」ということが実感としてわからないらしい。そりゃそうだろうね。でも、何かのプロになってお金を稼がないと、生きていけないんだよ。だってホラ、パンだってアイスだってお金かかるじゃん。うん、アルバイトだってお金は稼げる。でも一生それをやるとなると……と、シミュレーションしてやる。
学校や受験が大切なのは、仕事の選択肢を大きく広げられるから。逆に将来やりたい仕事が決まったのならすぐ準備にかかった方がいい。学校に行く必要すらない(本当に決まったのならな)。一番もったいないのは鍛えるべき時間をボンヤリ過ごしてしまうこと。など。
最後の方は半分うつらうつらしてたな。ま、今度もっとわかりやすく話してやるよ。

あの小さな屋根の下で

2005年6月26日(日) 13:11:54

Google Maps以外にいろいろ教えていただきありがとうございます。
昭和49年とか昭和54年とかにタイムスリップできるようなコレ(カラー空中写真閲覧へ、をクリック)とか、1946年に米軍が撮ったものまで見られるコレとか、Googleより精細なコレとか。
Google Mapの場合、世界をシームレスで見られるのが魅力なんだけど、日本限定だといろいろあるんですね。
また、印刷された地図でいうとイコノスマップルもとてもよいようです。

昔の空撮写真とか見ると、なんかリアルに思い出が蘇ってくる。匂いとか手触りとかも。写っているあの屋根の下であのころのボクや友達たちが確かに暮らしていた、と思うと妙にせつない。いや、空撮する飛行機を道ばたで見上げていたかもしれないな。などと空想をいろいろ飛ばしてみる。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。