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「読み聞かせる戦争」

amazon戦争の悲惨さ無意味さを伝える数多くの文献・小説・日記・詩などの中から、特に印象的で読み聞かせるに効果的(?)なものを27篇選んで収録したもの。
題名からわかるように子どもたちに読んで聞かせる形式になっているため、少々説明的なものもあるし、ちょっと教科書的ラインナップでもあるのだが、目を背けたくなる戦争の現実を子どもに実感をもって伝えられるいい本に仕上がっていると思う。
収録されているのは「ヒロシマの空」「きけわだつみの声」「レイテ戦記」「私のひめゆり戦記」「今夜、死ぬ」「夏の花」など。特に「ヒロシマの空」は涙なしでは読めない。これを子どもに読み聞かせるだけでも買う価値があるかもしれない。戦争体験者がどんどん少なくなっていっている今、こういう正面切った企画が出版されるのはとてもいいことだと思う。必要以上に教訓的にならず、子どもに淡々と伝えていきたい。
加賀美幸子が朗読した付属CDにはその中から9篇が収録されているが、映像世代である今の子どもに本当に伝えようと志すなら、映像付きDVDの方が良かったかもしれない。それと、加賀美幸子の朗読はちょっと情緒的すぎる気がする。もう少し淡々としている方が好み。
2002年11月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310