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LV0「『希望の国のエクソダス』取材ノート」

村上龍著/文藝春秋/1143円

『希望の国のエクソダス』取材ノート
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わりと酷評してしまった「希望の国のエクソダス」だが、あれは小説としては酷いと思うが近未来シミュレーションとしてはよく出来ていたと思う(中学生が独立する、というシナリオを除いて)。この本は、その近未来シミュレーションのもととなった取材ノート。つまり「村上龍の勉強帳」である。シミュレーションの元ネタをしっかり読んでボクなりに近未来を展望してみたかったから、買った。

経済学者からディーラー、現役中学生、経歴未詳の不良まで、13のインタビューを収めている。
が、まぁ当然といえば当然なのだが、著者は小説のストーリーに沿った答えを引き出すべくインタビューしているので、インタビューされた側が必ずしも彼らの本音を吐露しているわけではない。というか、村上龍が喜びそうな方向で答えを出している。そういう意味ではちょっと拍子抜け。彼らのせいでも著者のせいでもなく、企画のせいか。つうか、そんなこと最初からわかってたんだから、買うなよ、オレ。もちろん中にはとても有意義なインタビューもあった。不良へのインタビューが一番面白かった。

2001年02月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ノンフィクション

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