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「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」

amazonベストセラーらしい。帯に「ついに英語がわかります!」とありがちなことが書いてあるのだが、全体が醸し出す雰囲気と題名になぜか惹かれ(あと薄さにも)、ふと手に取った。
その昔ボクは駿台予備校で伊藤和夫という先生に英文解釈を習い、目から鱗が何枚も落ちたことをよく覚えている。特に落ちたのは「文章の始めに出てくる名詞は主語である」という定理。当たり前かつ単純なことなのだが、伊藤先生がそれを解き明かすと魔法のように英文が読めるようになった。たった一時間の授業ですらすら読めるようになった。まわりには泣いている人もいた。それくらい感動的だったのだ。この本は(もちろんそこまで感動的ではなかったが)ちょっと伊藤先生の教え方を思い出した。英語を極限まで単純化しているという意味において。
著者は言う。「英語は世界で一番簡単な言語です。もっとも簡単な言語だったからこそ、こんなに広まったのです」。確かにそうだ。複雑怪奇な日本語を使いこなせる、という超高度な言語能力を持っている我々が、その世界一簡単な言語を使いこなせないわけがない。そういう自信と、単純化された英語の法則を得たい向きにはオススメ。きっと繰り返し読むべき本なのだろう。ボクみたいな英語落第者は特に。
2002年02月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:実用・ホビー
@satonao310