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「目的」が明確になってきて、ようやくカラダの健康という「手段」の大切さが見えてきた

2012年12月 3日(月) 19:47:44

結局、ココロが整わないと、カラダも整わない。
ココロが前向きにならないと、カラダも前向きにならない。

そのことがよくわかった2週間だった。

先々週「ボクが人生をかけて伝えたいこと」で書いたように、悩み続けた挙げ句かなりいろいろなことが「カラリと氷解」し、ココロがとても前向きになった。元気になった。「あぁ元の自分が戻ってきたなぁ」と実感できた。

そうしたら疲れが格段に減った。わかりやすく減ったなぁ。
その後の2週間で、一日5本講演&講義というとんでもない日が2日もあり、3日前の大阪なんて計算したら8時間半も壇上にいたんだけど、自分で思ったより全然疲れなかった。いや、物理的には超ひへーしていたのだが、ココロがとても前向きなので疲れをそんなに感じなかったのである。

本当に人間って「ココロ」に影響される生き物なのだなぁと思う。ココロが落ち着いて前向きだと、カラダはそれについてくる。

で、ココロが充足しだして元の自分に戻ってくると、ようやくカラダのメンテナンスにも目が向くようになってきた。

いままでも「独立したらカラダが資本」と耳にたこができるくらい聞いてはきた。
いや、まったくそのとおり。ボクが倒れたらボクの生活はそこでオシマイ。

でも心底実感はしてなかった。
たぶんちょっと自暴自棄的なココロの状態だったからだと思う。人生や日々の生活の向かう方向(目的)が定まっておらず、そのための「手段としての健康」の重要性を真剣に捉えられなかったのだ。

カラダの健康は「目的」を達成するための「手段」。「目的」が定まってはじめて「手段」を真剣に考え出す。

仕事と一緒かも。
たとえばソーシャルメディアという「手段」が「目的」化している企業がどれほどたくさんあることか。何のためにソーシャルメディアをやるかという「目的」が定まっていないから、「手段」の運営・継続が苦痛になってくるし疲弊もしてくる。混乱も起こる。

つまり、「目的」が明確になってきたボクに、ようやく「手段」の大切さが見えてきたわけですね。

で、大阪の本屋で普段なら買わない「代謝を上げると仕事が進む!!」(池澤智著)みたいな本がたまたま目に飛び込んできて、買って読んでみた。これもタイミングかなぁ。

内容的にはボクがBMグラサンダイエットで書いてたのと似ているので、わりと違和感なかったのだけど、目に止まったのはある人のこんな経験談。

 自営業なので身体さえ丈夫なら何歳まででも仕事ができる反面、身体を壊したら若くしてアウト。どうやったら長く仕事ができるかをずっと考えていました。トレーニングを始めたことであと十年長く働けるとしたら……十年分の年収ですから、かかった費用と時間なんて安いものですよ。それと親族が脳梗塞で倒れたことがあって、その時に人間ってどんなに素晴らしい人生を送っても、カラダを壊すと本当に辛いし、まわりが大変なんだと強く感じました。

そうだよなー。
十年分の年収が増えると思ったらカラダのメンテなんて安いよなぁ。カラダについてお金を惜しむのはやめよう。ボクの元気は会社の元気だ。それと「人間ってどんなに素晴らしい人生を送っても、カラダを壊すと本当に辛いし、まわりが大変なんだ」っていうのも本当にそう。

ま、単純だけど、そんなことをようやく「実感」として考えたですね。

繰り返すけど、ココロが整い、「目的」が整理され、ようやく真剣に考えられた、ということ。
ココロが整う前だったら、たとえそんなことを考えても続かなかったと思う。でももう大丈夫。たぶん続く。「目的」が整理されたから、そのための「手段」として大切にすると思う。

そういえば見城徹さんと藤田晋さんの「憂鬱でなければ、仕事じゃない」の中に藤田さんのこんな言葉があった。

 それまで週二回ほどだったジム通いを、見城さんの話を聞いて、僕も週六回にしました。親子ほど年の離れた見城さんに、負けていられないという気がしたのです。
 ジム通いは、忙しいとつい悪循環に陥ってしまう。
 運動していないと、体力がだんだん落ちてくる。体力が落ちると、疲れやすくなり、運動しない。
 すると、仕事でも同じことが起きてくる。
 疲れやすくなると、仕事上の問題を先送りする。それだけ大変になり、次の問題をまた先にのばしてしまう。
 つまり、体調管理と仕事のネガティブ・スパイラルは、連動してしまうのです。それなら、ポジティブ・スパイラルに、自らを持ってゆくしかありません。

まさにこの「ネガティブ・スパイラル」が自分に起こっていた。

疲れるから運動しない。運動しないからもっと疲れる。もっと疲れるからもっと運動しない。しまいには駅の階段でも息が切れるようになる。そして仕事でも集中が続かなくなり処理を先延ばしする。先延ばしするから作業が溜まる。作業が溜まるからストレスも溜まる。。。

そのうえココロは、前述のここで書いたように「生真面目スパイラル」に陥っていた。

ココロもカラダもネガティブ・スパイラルに陥っていたわけですね。

ココロがそこから脱却したら、次はカラダの番である。
早々にポジティブ・スパイラルに持ち込もう!

てなわけで、この12月、そして1月、かなり真剣にカラダを立て直します。

思いついたが吉日で、大阪で買ったその本を読んだその足でプールに行き、水泳を再開した。
そのうえ、その本の理論がボクの考えにとっても近かったこともあり、一度ちゃんとその理論を学ぶため、トータル・ワークアウトに通うことも検討している最中(幸い新オフィスから歩いて行ける場所にある)。

まず基礎代謝を元に戻し(1750レベル)、体脂肪を19まで下げ、BMIを22にすることを目指すけど、「手段」が「目的」にならないように、快楽的に取り組みます。人生の「目的」は他にあるから。

あぁ、ようやくポジティブ・スパイラルが見えてきたなあ。ここまで長かったなあ。

そんなことを実感する土曜日曜。
自分的には超有意義な週末だったのでした。みなさん、今週も上機嫌で!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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