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「いかに『広告』するか」から「いかに『話題』にするか」へ

2011年12月 2日(金) 8:01:18

この前の日曜に関西に出張したのだけど(法事込み)、朝、新幹線に乗る前に品川駅で朝ご飯用の弁当を買った。

巾着に入ったSuica弁当(1000円也)。

買った瞬間、あーソーシャルグラフのみんなにこのかわいさを教えたい! と思ったw だって人に思わず伝えたくなる要素満載だもん。巾着だけでもカワイイ。で、写真を撮ってツイッターとフェイスブックに書き込んだ。みんなも驚いてあっという間に数多くのRTやいいね!で拡散された。

この「自分のソーシャルグラフに伝えたいかどうか」というのは、今後のコミュニケーションのとても重要なポイントだと思う。

広告で人々に直接コンタクトする方法から、友人・知人(つまりソーシャルグラフ)を通して間接的にコンタクトさせてもらい、情報を広めてもらうコミュニケーションへ。このパラダイムシフトとプラットフォームシフトを心底理解しないと、今後の企業コミュニケーションは作れないと思う。長年慣れたやり方を大幅に変えないといけない時期なのだ。

ちなみに弁当の中身はこんな風。
弁当売り場に並んでいたサンプルとペンギンの表情が違うので、たぶんいろんな表情のペンギンがいるんじゃないかな。ペンギンのすぐ下にはニンジンのお魚もいる。上手だなぁ。おかずを入れる小さなカップや仕切りなんかも全部かわいい。隅々まで気配りが行き届いたいい弁当。味はまぁ普通だったけど、でも、普通にお母さんが作ったような手作り感が逆にいい感じの味だった。

こういう商品は、それ自体がSIPSの最初の「S」であり、SIPSの「P」であり、SIPSの最後の「S」でもある。広告しなくても「共感」を纏っていて「参加」したくなり「共有&拡散」に普通に乗る。

まさに「いかに『広告』するか」から「いかに『話題』にするか」の典型のような商品だなぁ。

ファミマから発売された「スライム肉まん」もそうだよね。自分のソーシャルグラフに伝えたくなる。両方ともこのソーシャルメディア時代をとてもよく理解した商品だと思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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