その後のトイくん

2011年9月 8日(木) 7:06:13

うちの犬、トイについて、その後の経過をお知らせせず、すいません。

切除した右脇腹の腫瘍の病理組織診断は「軟部組織肉腫 グレード2(中等度悪性)」ということで、最近の症例では34%の確率で再発するとのこと。ただし、この腫瘍の特徴として、局所侵襲性が強く、切除後にその場所で再発をくり返す可能性が高いとのことでした。

なので、その場所を放射線で治療するというのがもっとも安全で確実な方法に思われますが、メールやツイッター、フェイスブックなどでのみなさまの経験談からの温かいサジェスチョンをすべて読んで深く深く考えた結果、放射線治療はやめて、漢方などでまずは免疫力を高めることを考えることにしました。

ある方のメールにこんな一節がありました。

命を延ばすことと、元気な時間を長くすることは必ずしも一緒ではないということもお考えください。
1年元気でなくなることと、3年寝たきりで生きることはどちらが幸せなのかは一概に判断できません。

ほとんど代替医療に決めかけていたときにこのメールをいただき、背中を押されました。放射線治療効果の方が高いかもしれませんし、次に同じ場所で再発した場合はすぐに放射線を考えますが、まずは(小さい身体だからこそ効きやすいと言われる)代替医療を考えようと。

ガンの本は、岸本葉子「がんから始まる」とか、柳原和子「百万回の永訣―がん再発日記」とか、新しいところでは鳥越俊太郎「がん患者」とか、近藤誠氏の一連とか、いろいろ読んでいて、いままでもそこそこ考えてきたとは思うけど、でも、いざ自分の「家族」がなると、本当に判断に迷いますね。

でも、今回、そんな思考の果てに、放射線治療はやめようという決意に辿り着いたことは、今後、自分がガンになったときの生き方のシミュレーションになった気がします。

というか、トイくんを車に乗せて病院まで運ぶとこんな顔になるので、可哀想すぎて放射線治療ができる遠い病院に通わせたくない、という理由もちょっとだけあったりしてw

ちなみに、もうひとつ見つかった「しこり」は「ガンとは言い切れない」とのことで、切除せず様子見になりました。ご心配をかけました。ありがとうございました。

p.s.
教育テレビの「0655」の今月の歌がなんと「トイの歌」!(正確には「toi toi toi」。こんなの)。だいじょうぶな気になってきたw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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