ジョブズの犬

2011年1月20日(木) 18:46:36

スティーブ・ジョブズが無期限療養休暇に入った。

2004年、膵臓ガンと診断されたが幸いにも治療可能なガンで摘出手術をして復帰している。2009年には肝移植も行ったが半年の休職で復帰した。そして今回。無期限の療養である。

ボクは「よく教育されたアップル・ファン」で、有り体に言えば「アップルの犬」である。
でも、今回、人生からジョブズがいなくなることを具体的に想像してみてよくわかった。ボクは「アップルの犬」ではなく「ジョブズの犬」だ。

ボクは本当に彼の作り出すクリエイティブ・プロダクトを愛している。同じ地球に生きていられて光栄だとすら思う。本人(実物)はかなりイヤなやつらしいが、たとえそうだとしても深い深い共感と尊敬は変わらない。

どこかで覚悟はしていたが、でも、こんなことになるといきなり狼狽える。「うろたえる」って漢字で書くと本当に「うろたえる」感じであるが、まさにこんな漢字の感じ。

もしかしたら「スティーブ・ジョブズが存在しない世の中」になってしまうのか。味気ないし夢がない。「次はどんなクリエイティビティを見せてくれるのだろう」と徹夜も辞さずに発表を待つあのワクワクがボクの人生から消えてしまうなんて。

って、まだ別にそう決まったわけではないか。
無事を祈ろう。無期限って言っても、期限を切っていないだけで、半年後に急に帰ってくる可能性だってあるのだから。

p.s.
小さなエピソードだけど、ボクの好きなものをひとつご紹介。「スティーブ・ジョブズがプレゼンで着ている黒いタートルネックの物語」

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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