情報通信学会(@大阪)でパネリスト

2010年10月24日(日) 13:01:37

昨日は「情報通信学会」関西支部の平成22年度支部大会に招かれ、スピーチ&パネリストをしてきた。@大阪産業創造館

まずは参議院議員の世耕弘成さん(自民党幹事長代理)の基調講演(「情報社会における政治活動と選挙について」)が1時間。その後、パネリスト講演ということで、ボクが20分。そしてメディアジャーナリストの津田大介さんが20分話をした。

つまりボクは、論客&スピーチ上手として知られている世耕弘成さんの直後、かつ、これまた論客&百戦錬磨の津田大介さんの直前に話さなければいけない、というシビアな状況に陥ったのである。スピーチの下手さが際立つ!(泣)。でもまぁ聴衆の立場から見れば、世耕さんと津田さんの印象が強く残るので、ボクが多少ヘタクソでも不満が残らないからいいかw

20分間のスピーチというのは逆に難しい。
論点をコンパクトにまとめて「共感がすべての入り口になる」というテーマで twitter について話してみた。学会って意外と実際にtwitterをいじってない方もいらっしゃっているので、基本的なところから始めて、なぜ「共感」が大切になるか、「共感」がすべての入り口になったときコミュニケーションや社会はどう変わるか、などについて話をしてみた。

誤算は Ustream中継があったことw
まぁパネルのテーマが「リアルタイムウェブサービス(twitter, Ustream)が拓くこれからの情報社会」だからなぁ。ちょっと予想はしていたけど、実際に自分の講演が Ust に流れるのはやっぱり怖い。怖いというか、会場の聴衆用にカスタマイズして話している内容が、その文脈なしに無作為に一般に流れてしまうのがとてもやりにくいのである。

たとえばボクは「学会のオジサマって意外と実際にtwitterをいじってないんじゃない?」という予測の元に、twitterの基礎の基礎にちょっとだけ触れた。でもUstを見つつtwitterをやっている人たちから見たら「当たり前」の内容。何を今さら、と呆れられ非難される可能性もある。うーん、やりにくい。でも仕方ない。

その後、立命館大学の宿南達志郎教授をモデレーターに、世耕さん、津田さん、関西大学教授の岡田朋之さん、そしてボクの4人がパネリストになって、「リアルタイムウェブサービス(twitter, Ustream)が拓くこれからの情報社会」というテーマで1時間半話し合った。

濃いテーマであったけど、基本的にまだ「過渡期すぎ」なので、学会的分析には不向きなテーマでもあると思う。流動的すぎてドロドロだからね。実践者たちの言葉と、俯瞰してみる学者たちの言葉が少しずつズレていっていたのが印象的だった。分析するにはあと5年くらいかかるんじゃないかなとは思う。

なんにしろ、すごいメンバーとご一緒できて光栄な半日だった。学びもあったし有意義な一日。ありがとうございました。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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