ある意味、象徴的な例

2010年6月 5日(土) 19:51:16

ツイッター上では日々いろんなことが起きているが、昨晩のもかなりの出来事だった。

まず、深夜に歌手の浜崎あゆみさん(@ayu_19980408)が孫正義さん(@masason)に向けてこんなツイートをしたんですね。

始めまして、浜崎あゆみと申します。孫さんーっっっ‼犬のお父さんと共演したいでございます。RT @masason: 何ですか~っ?! RT @ayu_19980408 夢すぎますね。それ、大声で孫さんって叫べば、届きますかね???孫さーん‼
そしたらいきなり孫さんが
やりましょう。RT @ayu_19980408: 始めまして、浜崎あゆみと申します。孫さんーっっっ‼犬のお父さんと共演したいでございます。
そして、あの白い犬シリーズを作っているCM界の超大御所プランナーの澤本氏(@sawamoto55go;ボクのすぐ近くに座っている)に孫さんがツイッター上ですぐ発注(笑)
澤本ちゃん宜しくね~。RT @sawamoto55go: 孫さん、拝読いたしました。ありゃー、、、考えます。 RT @ayu_19980408
そこにカメラマンの蜷川実花さん(@ninagawamika)が「写真家蜷川実花と申します。そのポスター私が撮りたいです!」とツイートしてきたことに対して孫さんが
ayuちゃん、どうですか? @ninagawamika 写真家蜷川実花と申します。そのポスター私が撮りたいです!RT @masasonやりましょう!RT @ayu_19980408 浜崎あゆみと申します。
と、浜崎あゆみさんに問いかけ、
蜷川さんのように、様々なジャンルのクリエイターの方々が自ら手をあげて下さりこの輪がもっともっと広がり、繋がっていけば、日本が変わるキッカケになるのかも知れない、、、と若輩者ながら感じております‼RT @masason: ayuちゃん、どうですか? @ninagawamika
と、彼女が返す・・・みたいな流れ。

まぁ、広告マン的に言うと、CMというのはお気楽そうに見えてかなりちゃんと考えられている場合が多く、あの白い犬シリーズもきちんと今後の展開が計算され、決まっていたはず。
そこにいきなりアーチストたちが社長に直に訴えて乱入してくるのは担当プランナーとしてはかなり厳しいことだろうと思うし、それがイイコトなのかどうかはなんとも言えない(まぁ社長がいいと言っているのだからいいんだけど)。実際かなり話題になるだろうし、こういうエピソード自体が得難いクチコミにはなるのとはいえ…。

(※ちなみにヤラセではないか、という説もあるが、それはないと感じた。「ガチ」だと孫さんもツイートしているし)

ただ、ソーシャルメディアによって「個と個」(たとえば企業の中の人と生活者)が直接つながりだした以上、「個と個をつなぐ職種」や「企業と個をつなぐ職種」(代理業的なもの)などがパスされ省略され淘汰されていく流れは止められないと思うし、実際、ここへの対応が遅れた会社は生き残っていけないと思う。のんびり構えているとあっと言う間に大波にさらわれるだろう。

浜崎あゆみさんは翌朝「ある意味、昨日一晩で日本を変えたでしょ」と問いかけられてこんなツイートをした。

ある意味。RT @toshi_harikae: @ayu_19980408 ある意味、昨日一晩で日本を変えたでしょ・・・
ある意味そうなんだと思う。
ある意味、「やり方」が大きく変わっていく象徴的な例ではあった。良し悪しは別にして。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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