ロシアン・ルーレット気分でプリン体

2009年9月 8日(火) 8:26:31

昨晩は、生レバー&生ビール。@押上「まるい」
10年くらいボクのサイトを読んでくださり、要所要所でタイミングよくメールをくださる方(8歳年下)と、彼の友達、そしてボク、の、男3人で出かけた。ボクはおふたりと初対面である。

サイトを読んでくださる方とは基本的にめったにお会いしない。
というのも、「ボクは相手のことを何も知らないのに相手はボクのことを熟知している」という状況がすばらしく居心地悪いからである。相手は服を着ているのにボクだけハダカな感じと言えば伝わるかな。お会いできるのはうれしいけど、なんだかとっても恥ずかしいのである。

あと、自分の健忘症も理由のひとつ。健忘症というか意識的デリートというか。
つまり、サイトに書いた内容を片っ端から忘れていってしまっているんですね。サイトに書いて、思っていることを脳味噌からサーバーに移したら、脳味噌の方のデータを削除してしまうような感覚。だから相手が「こんなこと書かれてましたよね」とか言ってくれても「あれ? そうだっけ? そんなこと書いたかなぁ」みたいに間抜けな会話になることが多くなる。これってちゃんと読んでくださっている相手に失礼になる場合も多く、申し訳ない気持ちになるですね。それもあまりお会いしない理由のひとつ。

でもこの「忘れちゃう感覚」って毎日更新している人ならわかってくれるかな。数週間前のことがとんでもなく遠い出来事となり、何があったか(よっぽど印象深くない限り)忘れちゃうのである。思い出したければ「さなメモ」内を検索して読めば思い出せるので安心なのだけど、脳味噌内からはデリートして、脳味噌内に新しい情報が入るスペースを作っておいてる感じ。

とか、いろいろ言い訳しつつ、一番怖いのは「サイトで幻想もたれているボクと、生身のボクとのギャップ」かな(笑)。
なんつうか「相手の方、直接会ってガッカリしてないかな?」とか緊張しちゃうのである。相手は相手で緊張しているらしいから、お互い実にぎこちない時間になる。

昨晩もそうだった。最初は会話もなくひたすら黙って飲んだり食べたり。
お会いした方は、10年来、とにかくいいタイミングでいいメールをくださる方だったのでこちらとしても是非お会いしたかったし、親しみを感じていたんだけど、それでもこんなにぎこちなくなる(笑)。でも、彼の友達が音楽の専門家で、なぜか急に松田聖子の天才性についての話になり、いきなり場がほぐれた。よかった。聖子ちゃんありがとう。

その後はずっと盛り上がり、なかなか楽しい晩だったのだけど、なんかもう年齢的には「生レバー&生ビール」ってドキドキするね。いつ「イタタタタタ、こ、これが痛風というものなのかぁー!」と叫ぶ恐ろしい朝を迎えるか、ロシアン・ルーレットをやっている気分でプリン体を摂取することになる。この一切れが致命的か。それとも次の一切れか。

昨晩は「これが人生最後の生レバー&生ビール」くらいな覚悟で食べたな。「まるい」の生レバーは巨大かつ大量ですからね。でも東京一と言われる「まるい」が最後の店なら相手にとって不足なし。いやぁ、さすがにうまかった。ありがとうございました。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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