変なヤツがいる割合は高校のクラスと変わらない

2008年9月10日(水) 7:46:11

ブログを始めようと思っている人から軽い相談をうけることがよくあるのだが、その中でも多いのが「変な人も読みに来るんでしょう? ストーカーみたいに絡んできたらどうすればいいんでしょう」というもの。「炎上」を含めて、マスコミが煽る「ネットの負の側面」みたいなものを、始める前から怖がっているのだ。

そういうときのボクの答えは決まっていて、「もちろん変な人もいます。でもそれは高校のクラスと割合は変わらないよ。ネットが特に変な人が多いというわけではないよ」という感じ。実社会と変わらない。それも中学や高校のクラスを思い出していただけるとわかりやすい。

つまり、1クラス40人として、クラスに「変なヤツ」「気にくわないヤツ」「どうしても好きになれないヤツ」って必ず1人はいた。
その割合が、13年間サイトをやってきた肌感覚で言うと、ほぼ適用される。1/40。1日のアクセスが400なら10人。4000なら100人。40000なら1000人。つまり、アクセスが増えれば増えるほど変な人が読みに来るリスクも増える。

4000アクセスで100人って、「100人も変な人が読みに来る!」と考えると怖いかもしれないけど、別に団体さんで来るわけではないからご安心を。
多くの変な人は孤立していて、独特のタイミングで独特の論理をひっさげて絡んでくる。そのときもクラスを思い出せばいい。クラスで「変なヤツ」が絡んできたらどうする? とりあえず相手にしないのが一番だとボクは思う。まぁここは人によって対処法が違うだろう。いちいち相手して追い返す人もいるだろうし、喧嘩しちゃう人もいるかもしれない。とにかく「あぁこのメールは(もしくはこのコメントやトラックバックは)40人中1人の変なヤツなのだ」と考えると気が楽になる。そういうヤツは1クラスに1人は必ずいるのだから、自分の記事が悪いわけではなく、仕方がないことなのだ。落ち込んだりする必要はない。

ちなみに、気の合う人が読みに来る割合もクラス理論がだいたい当てはまる。
クラス40人中、あなたと気が合って友達になる「いいヤツ」「好きなヤツ」は5人くらいはいましたか? 人によっては40人中1人の人もいるだろうし、「いや20人はいた」という人気者もいるかもしれない。その割合がイコール、ブログのファンの割合になる(40人中0人の人はまったく違う考え方をした方がいいのでここでは論じない)。
40人中5人なら、そのくらいの確率であなたのブログのファンになってくれるのだ。彼らはあなたのことを積極的に好いてくれて、わざわざメールをくれたりもする。1日400アクセスなら50人、4000アクセスなら500人、40000アクセスなら5000人は気が合い、積極的に好いてくれて、その一部が好意的なメールをくれるのだ。縁があればリアルでのつきあいも始まったりする。

ネット経験が少ない人はすべての人と仲良くしようとする。異論を積極的に受け入れるのがブログの醍醐味だと勘違いしている。そして、少しでもネガティブなメールがきたら落ち込んじゃったりする。そういうときはクラスの風景を思いだそう。変なヤツは必ずいる。そいつとわかりあう必要はないのだ。あなたにネガティブな人たちも必ずいる。彼らの意見を受け入れる必要も特にはないのだ(もちろん傾聴に値することなら謙虚に聞こう)。

クラス全員とは仲良くなる必要はない。気が合う「40人中5人」でいいのである。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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