楽しき3月

2008年3月 1日(土) 13:54:59

今朝、長めの犬散歩をしていたら早咲きの桜が咲いていた。そういえば今日から3月。今年は寒い冬だったので春の訪れがこの上なくうれしい。

実は桜より梅の方が好きなんだけど、それはなんというか梅の謙虚さが好ましいのである。桜は派手だし潔いし立派だけど、完成度が高くて入り込む余地がない感じがする。それに比べて、梅ってひっそり薄幸な感じと穏やかな諦めが感じられて、なんか想像力をかき立てられる。梅の花を見ながらふと気づくと物思いに浸っている自分がいる。なんでかな。なんか発想がふくらむ。

桜より梅が好き、と言うとたいてい「へー」と複雑な顔で驚かれる。心の中の寂しさを見透かされたようで照れるが、まぁでも本当だから仕方がない。そういえば若い頃「一番好きな花は紫陽花」と言ったら「…寂しい人なんですね」と女の子につぶやかれてしまったっけ。いや、単にあの造形が好きなだけなのだけど、でもなんとなく否定できなかった。

別に自分が寂しい人だなんてこれっぽっちも思ってないけど、孤独は好き。
ただし「自分で獲得した孤独」ね。外部要因で孤独なのは別に好きではない。「自分で獲得した孤独」に浸るには、冬と春が交差する3月は最適な月のひとつ。楽しき3月。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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