楽しき3月
2008年3月 1日(土) 13:54:59
今朝、長めの犬散歩をしていたら早咲きの桜が咲いていた。そういえば今日から3月。今年は寒い冬だったので春の訪れがこの上なくうれしい。
実は桜より梅の方が好きなんだけど、それはなんというか梅の謙虚さが好ましいのである。桜は派手だし潔いし立派だけど、完成度が高くて入り込む余地がない感じがする。それに比べて、梅ってひっそり薄幸な感じと穏やかな諦めが感じられて、なんか想像力をかき立てられる。梅の花を見ながらふと気づくと物思いに浸っている自分がいる。なんでかな。なんか発想がふくらむ。
桜より梅が好き、と言うとたいてい「へー」と複雑な顔で驚かれる。心の中の寂しさを見透かされたようで照れるが、まぁでも本当だから仕方がない。そういえば若い頃「一番好きな花は紫陽花」と言ったら「…寂しい人なんですね」と女の子につぶやかれてしまったっけ。いや、単にあの造形が好きなだけなのだけど、でもなんとなく否定できなかった。
別に自分が寂しい人だなんてこれっぽっちも思ってないけど、孤独は好き。
ただし「自分で獲得した孤独」ね。外部要因で孤独なのは別に好きではない。「自分で獲得した孤独」に浸るには、冬と春が交差する3月は最適な月のひとつ。楽しき3月。
