もっと文章がうまくなりたい

2008年01月08日(火) 8:14:03

中国人初の芥川賞候補になった楊逸(ヤンイー)さん。中国生まれで日本語などまるで出来ず、1987年に来日してから本格的に日本語を学び始め、今回の芥川賞候補作「ワンちゃん」を書いた。同作で文学界新人賞も獲っている。

日本語を学び始めてたった20年で芥川賞候補か、すごいな…、と感心したが、でも、考えてみたら、綿矢りさは日本語をいちから学び始めてたった17年で(つまり17歳で)文藝賞を獲り、その2年後に芥川賞を獲った。20年っていうのは一言語を使いこなして純文学まで昇華させるに充分な年月なのかもしれない。

たまに「ブログを始めたいけど、文章がうまく書けない」という相談メールをいただく。
でもこれは本末転倒的な相談で、文章はたくさん書かないとうまくならない。文章がうまく書けないからブログを始められない、では、いつまで経ってもうまくはなれない。たくさん書くという意味でブログはいいエクササイズになる。毎日毎日書くことによって少しずつヒトに伝わる文章になっていく。最初はぎこちない文章でも、書き続けると少しずつスムーズな文章になっていくものだ。まぁその遠い先に「書きすぎると筆が荒れる」ということもあるようだが、それこそ芥川賞を獲るようなレベルでのお話。

昨年末に本業の「広告」についての書き下ろしを書いたが(もうすぐ発売)、お笑いエッセイくらいしか書いてこなかったボクにとって、真面目な論の展開はなかなかハードルの高いものであった。いままでいかにいい加減な文章しか書いてこなかったかがよくわかる。達意の文章なんか程遠い。まだまだエクササイズが足りないのを実感する。そういうこともあって、最近は多少「カチッとした文章」を書くように、このさなメモでも心がけている。

いちから日本語で文章を書き始めて20年弱で芥川賞レベルまで行ける例がいくつかある、というのは励みになるな。もっともっと文章がうまくなりたい。まぁ文章の技術だけがうまくなっても、人間自体が成長しないと結局「いい文」は書けないものなのだけれども。

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