アバンギャルドの真っ只中
2008年1月 6日(日) 18:03:05
フジテレビ系「のだめ」のスペシャルは4日放送分はとても良かったが、5日放送分は後半「野田恵」が描けておらず、結果として千秋真一も表面的になり、ドラマとして破綻していた。やはり一気に5時間スペシャルは無理があったのではないか。残念至極。
とはいえ、ここまでクラシックの世界をじっくり描くドラマは希有でうれしい。もっともっとみんながクラシックを聴くようになればいいな(って、ボクも決してくわしいわけではないのだけど)。
今朝は昨晩の「のだめ」の影響もあって、チャイコフスキーの協奏曲を聴いたりブラームス聴いたりメンデルスゾーン聴いたり。
最近ブルックナーを意識して聴いていたせいもあり、妙な開放感あり。複雑に哲学や宗教心を入れ込んだ音楽は続けて聴くものではない。でもブルックナーの7番とか8番とか、かけっぱなしでヘビー・ローテーションしていたので、少し馴染んだ。まぁ、でも、この辺の重厚なヤツは60歳からでもいい気がしないでもない。
たまたまスカイプを立ち上げていたら、パリに住むフランチェスカという、ファーマシーに勤める43歳の女性がチャットをしかけてきて、英語で四苦八苦しながらやりとり。「イエスタデイ・ナイトはパリをステージにした、ジャパンでモスト・ポピュラーなドラマのニューバージョンがオンエアーされてベリー盛り上がったよ(ほとんどルー語)」みたいなことを書いたら、彼女、なんと知ってたよ。ジャパン・フリークらしい。
その後、ジャパン・フリークがいかに多いか、という話になり興味深かった。
そういえばどこかで読んだ。アメリカ人だったかヨーロッパ人だったかが何かのインタビューに答えて「だいたいどの国に行っても、西洋人が以前体験した『文化の進化過程』の道筋が感じられる。アジアでもどこでも。でも、日本文化だけはまったく独自の『進化』の道を進んでいるようにみえる。西洋はもちろん、どこにも似ていない」みたいなこと。
西洋の影響を大きく受けつつ、それを咀嚼して「どこにもない文化」にしてしまうアバンギャルドさ。確かにいま世界で一番アバンギャルドなのは日本かもしれない。それが滅びへの過程なのか繁栄への序章なのかわからないが、いまこの時期に日本で生きているラッキーは楽しみたい。アバンギャルドの真っ只中にいるのだ、ボクたちは。
