検索がなかった時代

2007年7月12日(木) 7:00:57

昨日カウンターが2000万を越えたみたいです。ジャストを踏んでご報告いただいたのは中西さん。ちなみに19950820という番号を踏んでくださった方もいらして(19950820は右上のカウンター下に書いてあるように、このサイトの開設日)、その方は南部さん。どちらもありがとうございました。

ボクがサイトを始めた1995年8月ってどんな時代かというと、Internet Explorer1.0が発表された月で、まだMosaicとかNetscapeが標準ブラウザだったころ。
前月にAmazon.comがアメリカで産声を上げ、同月にはcnn.comとasahi.comがサービス開始。NTTのテレホーダイっつう当時のネットサーファー(死語)には天国みたいなサービスもその月に開始。1995年冬にはWindows95日本語版が発売。Yahoo! Japanが翌年の4月にようやくサービス開始した、みたいなジュラ紀っすよ。

大雑把にわかりやすく言うと「検索がなかった時代」。
まともな検索がなくて、何が便利でネットやってたんだろう、とか、いまなら思うかもしんない。とにかくお目当ての情報に辿り着くためにはクリックによる手作業か個人が作ったリンク集を利用するしかなく、サイトを数多く渡り歩いてものすごく努力をした。今みたいにお手軽に情報が得られなかったから、情報に辿り着いた感激は大変なもので、お目当ての情報をサイト上に出してくれた相手には必ず感謝のメールを書いた。それが海外のサイトであっても。そんな時代。

だから個人サイト(当時の呼び方はホームページ)をやっているヒト同士は横でつながっていてちょっと仲間意識みたいなものがあった。サイトをやってなくても、サイトを見てメールをくれる時点でそれは数少ない友達になった。だから、ボクのサイトに来てくれたヒトがつながって「ジバラン」みたいな組織もすんなり出来たりしたわけで(ジバラン結成は1996年7月。現在は閉鎖)。

当時はもちろん手打ちで超原始的なhtmlを書いていて、画像を使うと(読み込みが)重くなるので最低限しか使わないのがマナー。tableタグですら「重くなるから避けた方が無難」とか言われた時代。いまでもそんなクセが抜けなくて、画像を使う時に罪悪感が出る(笑)

このサイトも開設当初は1日1人のアクセス。つまりボクしか見にこない状況。
最初の数週間はそんな状態。でも「J.O.Y.」という当時日本最大の個人サイトリンク集に登録した途端に1日10人とか20人とか増え始めた。日本最大と言っても、そのころはまだ100くらいしか登録がなかった気がする(いま調べたら「J.O.Y.」ってまだやってる! 頭が下がります。リンク集のメンテの大変さは身に染みてるので。←ボクも当時としてはたぶん日本最大の食リンク集をサイト上に持っていたけど3年ほどで挫折閉鎖)。

で、日記リンクスというか、のちの日記猿人でいろんなヒトの日記(いまならブログ)を読みはじめ、自分でも参加するようになったのだが、その日記猿人(2000年に日記才人と改名)も今週末で閉鎖だと言う。感慨深いな。日記猿人については、また後日。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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