自己模倣になっていないかどうか

2005年12月30日(金) 18:56:38

朝早くから仕事に出たら、昨日深夜(というか今朝)トラブルがあったようで、いろいろと徹夜組から聞く。なるほどなるほど、でもそれはもう文化の違いみたいなものだから。

今回、某テレビ局と一緒にクリエーティブ・ワークしてみて、広告業界とのその制作文化の違いに驚くことが非常に多かった。
おととし映画制作チーム(日本&ハリウッド)と一緒にやったときよりも驚きは多い。どっちのやり方がいい悪いということではなく、もう根本的にアプローチが違う。「文化が違う」ということを前提に仕事の進め方をマネージしていかないとお互いに不幸になる。急ぎ対応しなければ。

というか、20年も同じ業界にいて、ボク自身の制作文法も「固定されちゃっている」のだろう。それを壊すいい機会でもあるのだが、完全に壊すと自分の芯がなくなってしまうので壊し方が難しいところ。芯を残しつつ、回りを取り崩す。砂場で塔を削って遊ぶみたいに。

44年の人生中20年も同じ仕事をしているんだもの、過去事例の自己模倣で生きて行けちゃうようになる。
自己模倣の人生なんて「生きている」うちに入らない。「生」とは「変化と適応」の繰り返し。「変化」をもっと自分の人生に取り入れないと確実に「生」は停滞し、腐る。

そんなことをタクシーに乗りながら考えていた。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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