終電ラッシュ

2005年11月19日(土) 7:12:40

久しぶりに終電に乗ったが、いま東京の終電ってすごいことになっているのね。朝のラッシュよりもすごい。身動きできない。駅員さんが押し込まないとドアが閉まらない。おまけにみんな酒臭い。タバコ臭い。肴臭い。人に寄っかからないと立てない酔っぱらいもいる。何やら叫んでいる泥酔者もいる。iPod大音量の若者もいる。なぜか中学生もいる。ここぞとばかり超密着してるH系カップルもいる。きっと痴漢もいるスリもいる殺人者もいる。修羅場じゃ地獄じゃ都会の縮図じゃ。

みんなひたすら超満員電車に耐えている。全員知らない人。無表情。都会の中の不特定多数。
でも、自分でサイトやったり他人のブログ読んだりしてると「あぁこの電車の中の2割くらいはブログとか書いているんだなぁ。無表情の裏側でいろんなこと想いながら生きてるんだなぁ」とか当然のことを感慨深く思い、ちょっと愛おしくなったり。表情のない他人だった集団がいきなり表情を持って感じられる。目の前にいる赤ら顔のにいちゃんがブログとかで「今日の終電ラッシュは死ぬかと思った」とか書くかもしれない。それはたまたまボクが読んでいるブログかもしれない。意味のなかった点と点がそうやってつながっている実感。ネット特有の現象がちょっと前からリアルでも深く感じられるようになった。その実感はまだ自分の中でちゃんと言葉にできていないものなのだが、中途半端に友達に話したらなんだか誤解された。いや、そういう意味ではなくて、んー……、説明が難しい。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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