願わくば 桜の下にて春死なん

2005年4月21日(木) 7:22:11

高田渡、丹羽文雄、岡本敏子と相次いで訃報。と思っていたら奥山貴宏も。あぁ桂文朝やブレイザーも亡くなったんだ。季節の変わり目ということか。でも、不謹慎かもしれないが、春に死ぬのはいいな。願わくば 桜の下にて春死なん。今年って寒かったせいか一気に春が来て花が一斉に萌え立ったよね。こんな春の一日、昼メシでうまい鮨を腹一杯食べ、あぁ満腹だと腹さすりながらの帰り道。イヤホン埋め込み式常時接続の最新型iPodからはキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」1曲目。ふと見知らぬ小道で手入れの行き届いた庭を見つけ、花々を愛でる。花ってこんなにきれいだったっけ。見上げると散り始めの桜。「あぁ人生ってやっぱり美しいなぁ」と腰をトントンしながら背中を伸ばし桜越しの青空に目を移す。その瞬間「ウッ」と。心臓発作。立ちくらみのように頭からすぅと血が抜け「あ、死ぬのか?…でもわりと気持ちいい」とか思っている。目に映った最後の映像はひらひらと大きく迫ってくる数片の花びら。暗転。無……うはは。こんなんがいいな。
きれいにしているばっかりに庭先で大男に倒れられる家主よ、スマン。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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