「あら輝」

2004年5月29日(土) 16:19:13


数日前、いまや東京で一番との呼び声も高い寿司屋「あら輝」に行ってきた。「きよ田」の新津武昭氏の薫陶を受けた数少ない店で、ご主人はまだ若いのにあらゆるメディアで絶賛され、あれよあれよという間に評判が高くなった。いい店だと思う。店内清潔。シャリは好きな方向。ネタも良い。唸る握りもあった。ただ、個人的には一度行けばいい感じ。東京一ではもちろんない。
こんなに褒め称えられるのはある意味わかる。脂こってりとろけ系が好きな人が至福と感じる「おまかせ」なのだ(食事はおまかせのみ)。でもその分淡泊な白身や光物が少なく全体に単調に感じる。チェンジアップがないのだ。そのへんなんだか「さわ田」と似てるなぁ。「さわ田」はこの方向にさらに極大化した感じ。
トロやウニの握りをそんなに好まず、白身や光物に快感を見いだすボクとしてはあまり魅力を感じない店。値段も以前はCP的に最高だったらしいが、いまは特には安くはないし(散々飲んで追加を一品して2万弱。ネタを考えれば理解はできるが、自腹の身にはやっぱり安くはないよなぁ)。握りは横に倒れる。客の手に直接渡す(つまり渡さないと崩れてしまう)握りもみっつあった(軍艦にするよりはいいということなのだろうが)。巻物も玉子もない。どうなのだろう。
ご主人まだまだ伸び盛りだろうから、これからどんどんよくなるとは思うけど、評判だけが一人歩きしてしまってちょっと心配。余計なお世話か。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事