疲れをトンッと向こうに追いやる瞬間

2003年5月16日(金) 7:00:31

丸一日あーだこーだと企画書練って、真夜中に心底疲れ切って会社を出、うぅなんということだ夜メシもまだだったと気がつき、せめてやさしいカクテルでも、と「T」に漂いついた。
「このごろ振り方を変えまして、約1度下げられるようになりました。常温のウォッカをいままでなら-6度まで下げてたんですが、たぶんいまなら-7度まで行っていると思います。でもこのシェイクの仕方だとあと10年もしたら腕がやられちゃうかもしれません」
全日本優勝経験を持つその同い歳女性バーテンダーは振る角度と強さ、時間を変えることでまた新しい境地にたどり着いたようだ。同じ場所に留まらない人が作った美しい液体が細胞のひとつひとつを拡げていく。たった一杯のギムレット・ハイボールが疲れをトンッと向こうに追いやる瞬間。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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