優れた個人の想像力は国境を越える
2002年2月23日(土) 12:54:04
圧倒的想像力をカタチにするための現場を考えると気が遠くなる思いの「千と千尋の神隠し」。大勢の共同作業である映画制作で、ここまで自分独自の想像力を押し通す力。ほとんど蛮勇にすら近いその力にまず感銘を受けた。
映画自体は「10歳くらいの女の子は例えばもっと泣いてばかりいないか? 急に勇気凛々になりすぎないか?」とは思ったものの、ちゃんと感動させてくれ、面白かった。目まぐるしくストーリーを追うディズニー系に比べてじんわりしていたのもいい。
でも、ここまで和風なクリエーティブがベルリン映画祭で受け入れられたことに驚く。周辺説明がないぶん、日本人にもわりと難解な世界観なのにね。優れた個人の想像力は国境を越えるのだと改めて実感。
