「友人のリコメンド」が一番の「販促」

2011年5月21日(土) 14:19:00

昨日は打ち合わせが多く、小走り移動を繰り返しているうちにここの更新を忘れていた。「さなメモ」はもう習慣なので、忘れると小さな子どもをどこかに置き忘れてきたような気分になるw

昨日は朝10時〜11時まで、雑誌「販促会議」主催のSPフェスティバルでのトークショーに登壇してきた。

博報堂ケトルの嶋浩一郎さんと、クリエイティブ・ディレクターの伊藤直樹さんと3人でのトークショー。第2回販促会議賞審査員をやった3人のトークショーである。あ、そういえば書き忘れてたけど、嶋さんが出している「ケトル」という雑誌で連載コラム書いてます。こちらも是非!

トークショーのテーマは「もっと販促視点で考えよう! 〜クリエイティブディレクターが考えるプロモーションのこれから」。

このお題は少し矛盾している。
だって会場は販促畑の人ばかり。みんな販促視点で考えている。そうじゃなくて、「クリエイティブ・ディレクター(CD)が沢山集まっている会場でこのテーマで話すこと」が本当は意味があるんだよね。

まぁそれはともかく、この3人で事前に話をしたけど、3人共通で「広告と販促とPRを切り離して考えたことないよねぇ」だった。

というか、いまどき販促視点がないキャンペーンなんて(よっぽど古いタイプのCD以外)考えないだろうと思うのだけど、この「よっぽど古いタイプのCD」が世の中の8割だったりするのが、きっと販促畑の方々の実感なのだろうと思う。販促畑の人のアイデアをまともに聞かないCDとかいるからなぁ。絶滅していくとは思うけど。

というか、そういう区分すら送り手側の論理で、生活者にとっては広告も販促もPRもまったく関係ない。彼らをよく知って、彼らに気持ちよく動いてもらう企画を考えるしかない。そこに広告も販促もPRもない。

特にソーシャルメディアの時代に入ると、「友人のリコメンド」が一番の「販促」だったりする。
単に「ツイッターをキャンペーンに組み込む」とかではなく、ちゃんと「人に言いたくなるストーリーが組み込まれていること」が大切になる。一発アイデアのみの販促企画はだんだん機能しにくくなってくると思う。

そのうえ、大震災以降、社会性というか「コーズ」が必要になってきている。関与(参加)する理由を作ってあげる。そんなことが重要になるだろう。ソーシャルメディアも販促も知らず、社会活動にも無関心なCDとか、これからどうするのだろう…。

とか思いつつ、1時間のトークショー終了。
嶋さん伊藤さんお疲れ様でした。光栄でした。

その後、渋谷〜麻布〜銀座〜新橋〜自由が丘〜六本木〜新橋と打ち合わせを渡り歩き、ご飯は昼は「俺のハンバーグ山本」、夜は「新橋ワールドミートセンター」で食べ、修学旅行で帰ってきた娘に会いに急いで家に帰った。あぁなんか嵐のような一日だったな。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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